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韓国有名ストリーマーを巻き込んだ仮想通貨絡みの炎上騒ぎ

少し古い話題にはなりますが、2021年6月下旬頃にStarCraftプロプレイヤーを含む、韓国AfreecaTVを中心とした有名ストリーマーの間で仮想通貨絡みの炎上案件がありました。その中には先日兵役をスタートさせたイヨンホ[Flash]選手や、キムテギョン[Bisu]選手なども関与していたため、調べて分かったことを報じたいと思います。

なお、言語の壁があるため、本記事はあくまで「韓国で報じられた情報を有志が英語翻訳したもの」つまり2次ソースをベースに書かれていることをあらかじめご了承ください。

騒動の概要

韓国AfreecaTVの視聴者にSuitという人物がおり、Suit氏はStarCraft関連ストリーマーに限らず、韓国AfreecaTV上で複数のストリーマーに対してドネーション機能を利用して多額の金銭サポートをしたり、時には何か高価な物品を贈るなど多くのサポートを行っていたようです。そしてこのSuit氏は複数のストリーマーに対して、自身が創業しようとしている「T.ocoin」と呼ばれる仮想通貨プラットフォームに対して投資するように求めていました。これに賛同したストリーマーは最終的に報酬が必ず支払われるという契約をSuit氏と結んでいたようです。つまりは「投資」というよりも新興仮想通貨プラットフォームが有名ストリーマーの力を借りて行ったステルスマーケティングと言ったほうが適切かもしれません。そしてこれに賛同したストリーマーの中にはイヨンホ[Flash]選手、キムテギョン[Bisu]選手、ヨムボソン[Sea]選手、キムスンヒョン[GuemChi]選手などが含まれていたと報じられています。

もちろんこれはStarCraftや競技絡みの不正ではないですし、StarCraftストリーマーを中心とした出来事ではなく、韓国で圧倒的最大手である生放送プラットフォームAfreecaTVのストリーマー全体の間で起きた出来事です。しかしながらそれなりに炎上の規模が大きかったようで今回のStarCraftのように各ストリーマーが所属するコミュニティ内での議論にまで飛び火しているようです。また、ステルスマーケティングという言葉を使いましたが、仮想通貨プラットフォームに対して極一部の人のみが知り得た情報を元に、自身にはリスクがゼロの契約を結んだ上で投資したということで「インサイダー取引に該当する」という見方が強いことも炎上を加速させたようです。ですが、この仮想通貨プラットフォームは一般に公開される前であったということでこれらの行いは全て未遂である、さらには韓国では仮想通貨に関する法律制定がまだ乏しいことなども併せて報じられています。

これらのことが明るみに出て、賛同したとされるストリーマー達はそれぞれ、謝罪したり、弁明したり、開き直ったり、関与していないと嘘をつきバレたりなど各所で炎上したということのようです。

プロゲーマーもストリーマーも人気商売である

既に述べたように一連の騒動はStarCraftに限ったものではなく、調べた範囲内ではストリーマーが悪意を持って何かを行ったというよりは「巻き込まれた」と言えるかもしれない状況にも察しがつく。加えて、当該仮想通貨プラットフォームは一般公開前であったことから実害もない未遂であれば(法整備の遅れがあるという前提はあるにしても)法には触れていないとされている。関与したストリーマーたちに対して白黒つけるとしたら無罪寄りに感じられる気もする。しかしながら本件が韓国でそれなりに炎上したというのは、ストリーマーという職業が人気商売であることに他ならないのではないだろうか。

仮想通貨プラットフォームなので、多くの人がその仮想通貨に価値を感じて、取引をして、利用者が増え続ける、という状態に持っていくのがそのビジネスの基本的な成功モデルだろう。そのために今回はストリーマーを起爆剤としたかった。インサイダー取引となるか否かの前に、今回の問題点は「自分は最近この仮想通貨に興味があって挑戦してみてるんだ。良かったらみんなもやって(調べて)みないか?」と呼びかけを行った裏ではストリーマー自身は自分の投資額に対するリターンが保証される、リスクゼロの契約を結んでいた。つまりは自分のストリーマーとしての生活を支えてくれているファンを欺いた。という点がやはり問題でしょう。

プロゲーミングの世界では、いや、ゲームよりもずっと成熟したプロスポーツの世界でもそうですが、彼らの巨額の年俸や彼らの業界そのものを支えているのは、彼らの選手としての強さではないです。もちろん勝ち負けがハッキリする競技をしているので強さは重要ですが、根本的なビジネスモデルとしては彼らや彼らの所属するチームの持つ「人気」が、貴重な余暇やお金をスポーツ観戦に費やしてくれる人々の行動を促し、それらファンと寄り添ってブランド価値に繋げたいと考えるスポンサーや放送事業者が参与するかどうかを左右します。そしてそれはストリーマーにも適用される根本的な仕組みですね。人気というのは構築するのに長い年月や緻密な努力を必要とする一方で、簡単に失うことが出来る、信頼とも言い換えられる要素ですね。

過去に韓国StarCraftプロシーンは大規模な八百長事件で、選手たち自らがその歴史に大きな汚点を残しました。それからシーンの主役となるゲームタイトルが変わったり、消えたもの、新しく出てきたもの、復活したものなどいろんな変革が起きて、幸いなことに韓国プロゲーミングシーンそのものは成長を続けていると言えるでしょう。しかしながら、おそらくこの先ずっと、人間の趣向そのものや消費行動全体に衝撃を与える何かとんでもないことが起きない限り、「人気商売」というビジネス構造が変わることはないでしょう。特にStarCraftは韓国でもメインストリームではなくなったのでストリーマーとして生計を立てている選手が非常に多いです。プロシーンだけではなく、彼ら自身の生活基盤が揺らぐような出来事がこれ以上起きないように、ぜひとも「人気商売である」ということ、その場合にやってはまずいことがあること、広まってほしいと思います。

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FlaSh’s Crypto Scandal – TL.netのスレッド

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