Collegiate StarLeague(以下CSL)が協賛する『e-sports SQUARE Sakura Tournament』が2013年4月20日(土)、千葉県市川市に位置するe-sports SQUAREにて開催されました。今回、私スイニャン(shuiniao)が会場にて観戦してまいりましたので、簡単な会場レポートをお届けしたいと思います。
会場の様子
SC2ユーザーにはおなじみのe-sports SQUAREですので今さら紹介する必要はないかもしれませんが、念のため。会場正面には実況解説席とスクリーンが設置され、その両脇にプレイヤー用のPCが設置されています。観戦者は真ん中のスペースに置かれた椅子に座るか、もしくは立ち見での観戦となりました。
実況はeスクにおけるSC2の顔ともいえるharuno氏、解説は敗退した選手が交代で務めました。
トーナメント
くじ引きでトーナメントが決められ、それにしたがって序盤は複数の試合が同時進行で行われました。一部の試合はニコニコやTwitchTVを通じて配信されていたので、ご覧になった方も多いかと思われます。全ての参加者や大会の詳細等はeスク公式サイトでご確認ください。
当日2名の欠席があり、計18名でトーナメントが開催されました。最終的にベスト4の顔ぶれはbreek選手(Z)、nano選手(P)、WhiteWhale選手(Z)、CriMsoN選手(P)となり、テランは残念ながらここまでで全滅という形になりました。
決勝戦
待望の決勝戦のマッチアップはbreek(Z) vs WhiteWhale(Z)のザーグミラーです。時間の都合で急遽Bo3に変更された決勝戦は、その試合内容も非常にスピーディな展開となりました。
1セット目はbreek選手がダブルリングで攻撃を仕掛けますが、WhiteWhale選手がこれを守り切り勝利します。続く2セット目は即2ndを選んだWhiteWhale選手に対しbreek選手が10poolで攻め、相手の2ndをキャンセルさせることに成功します。その後breek選手が拡張しつつ再び攻め込み、WhiteWhale選手はクイーンが2体落とされたところでGG宣言。勝負は最終セットにもつれこみました。
運命の3セット目、先に仕掛けたのはWhiteWhale選手でした。breek選手はワーカーを動員して一旦は相手の攻撃を防ぎますが、一瞬の隙をついたWhiteWhale選手が再び攻撃に出ます。そこでスパインとクイーンを失ったbreek選手がGG宣言。セットスコア2:1でWhiteWhale選手が見事優勝を果たしました。
表彰式
CSLのPaul Benson氏より、優勝者のWhiteWhale選手には賞金15,000円、準優勝者のbreek選手には賞金9,000円、3位のCriMsoN選手には賞金6,000円がそれぞれ授与されました。
VOD
◆当日の配信録画
http://www.twitch.tv/esportssquare/b/393201545
◆StanSmith氏による決勝戦両選手の手元画像
http://www.nicovideo.jp/watch/sm20672667
http://www.nicovideo.jp/watch/sm20656381
観戦を終えて
参加者も多く観戦者も多く、本当に皆が楽しそうだったのが印象的でした。全体としては参加者含めて30名ほどが集まり、女性はわたしを含めて2名、外国人もフランス人と韓国人の2名が観戦に来ており、eスクの収容人数を考慮するとなかなかの盛況ぶりだったと思います。ただ毎回申しておりますが、実況解説が選手に聞こえてしまう環境というのは、やはり大会としては選手も実況解説者も双方がやりにくいため、何らかの対策を講じる必要があるのではないでしょうか。しかしながらオフライン大会が行われるのは大変喜ばしいことであり、個人的には今後もこのような機会が増えることを切に願っています。
写真・文責:shuiniao(スイニャン) @ 水長 浩美 / Hiromi Mizunaga
e-sports SQUARE
2013年4月24日 at 8:30 PM
e-sports SQUAREです。
この度は、イベント取材を頂きありがとうございました!!
毎回頂いております、「実況解説が選手に聞こえてしまう環境」ですが、早速、次回SC2イベントより、何らかの対策を講じてまいります。
プレイヤーの皆様がより良い環境でプレーできる環境を作って行きたいと思いますので、今後とも、宜しく御願い致します。
shuiniao
2013年4月25日 at 3:56 PM
具体的な対策案を出していないにも関わらず、このようにご丁寧にコメントいただきましてありがとうございます。
後付けになりますが、選手のヘッドセット・イヤホン二重着用の徹底と実況解説用マイクの会場スピーカー不使用を対策案として考えておりました。今後とも選手の意見等にも耳を傾けていただいて、より良い大会を運営していただけることを期待しています!