大変遅くなりましたが、5月19日にWIP代々木北口駅前店で開催された『第三回SCTimes BarCraft』の簡単な会場レポートをshuiniao(スイニャン)がお届けいたします。
会場の様子
今までのBarCraftと違って会場がかなり広かったです。前方のスクリーンにゲーム画面が映し出されその前に並べられた椅子に座って観戦というスタイルで、BarCraftというよりは普通の大会観戦に近い雰囲気でした。会場中央に設置されているビリヤード台をテーブル代わりに使用し、後方には受付とLINEさんの出張バーが設置されていました。
参加者の皆様
今回のBarCraftの特徴は、何といってもこれまでにない国際色豊かな参加者の皆様といえるでしょう。もちろん日本の参加者が一番多かったのですが、eスポーツ大国スウェーデンをはじめアメリカ、フランス、タイ、中国など世界各地のSC2ファンが東京に集結し、韓国トッププロゲーマーが繰り広げるプレイに熱狂しました。
試合開始
今回のBarCraftで観戦する試合は『2012 Hot6 GSL Season2 Code-S 決勝戦』。チョンジョンヒョン[IMMvp](T) vs パクヒョヌ[ST_Squirtle](P)の対戦です。これまでに3度のGSL優勝を経験しGSL史上初の4回優勝を狙うチョンジョンヒョン[IMMvp]選手に対し、初のGSL決勝進出を果たしGSL史上初のロイヤルローダーを目指すパクヒョヌ[ST_Squirtle]選手がどこまで戦えるのか、注目が集まりました。
第1セットはチョンジョンヒョン[IMMvp]選手のドロップが刺さり、まずは1勝。勢いに乗ったチョンジョンヒョン[IMMvp]選手は第2セットも接戦を制し、第3セットも再び華麗なドロッププレイを披露し勝利を収め、セットスコア3:0という圧倒的な強さを見せつけます。実は今回のBarCraft会場ではチョンジョンヒョン[IMMvp]選手を応援しているファンは少なめだったのですが、レベルの高いプレイにただただ関心するばかりといった雰囲気でした。
しかしここからパクヒョヌ[ST_Squirtle]選手の逆襲が始まります。第4セットでコロッサスや
マッチポイントとなった運命の第7セット。ここでチョンジョンヒョン[IMMvp]選手は、前線2バラックスのオーダーを選択します。SCVまで動員したオールインラッシュに、パクヒョヌ[ST_Squirtle]選手は耐えきずGG宣言。チョンジョンヒョン[IMMvp]選手の優勝となりました。
『2012 Hot6 GSL Season2 Code-S 決勝戦』試合結果
IMMvp 4-3 ST_Squirtle
1Set IMMvp > ST_Squirtle – Daybreak
2Set IMMvp > ST_Squirtle – Entombed Valley
3Set IMMvp > ST_Squirtle – Antiga Shipyard
4Set IMMvp < ST_Squirtle – Cloud Kingdom
5Set IMMvp < ST_Squirtle – Metalopolis
6Set IMMvp < ST_Squirtle – Dual Sight
7Set IMMvp > ST_Squirtle – Atlantis Spaceship
Type Gaming Special
この日Type Gamingのユニフォームのお披露目もありました。
終了後
今回は試合展開が非常に面白く、とにかく盛り上がりました。eスポーツ観戦慣れしている海外の方が多かったせいもあったとは思いますが、現地で観戦するのと遜色がないほどの盛り上がりを見せていました。ただ、BarCraft独特のみんなでお酒を飲みながらワイワイという雰囲気があまりなかったのが、少し残念でした。皆が並んで前を向いて観戦という会場設置だったので、周りの人と話すのが難しかったようです。このあたりは次回に改善されることを期待しています。
今回はパブリックビューイングの楽しさを再確認すると同時に、SC2で世界がひとつになる瞬間の感動を味わうことができました。毎回たくさんの方が参加していますが、次回もより多くの方と会場でお会いできるのを楽しみにしています。
shuiniao
2012年7月5日 at 1:42 PM
Genさんの「ロイヤルローダーってなんですか?」という質問に今気づいたのでこちらでお返事します。
ロイヤルローダーとはBWから見ていた方にはおなじみの言葉ですが、初出場の個人リーグで優勝した選手のことを指します。今回Sqirtle選手は残念ながらロイヤルローダーの一歩手前で敗退とりました。