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StarCraft II

韓国Mvp&Lyn、台湾Hui、中国MacSed、各国プロゲーマーミニインタビュー


2012年4月29日~30日に中国上海の正大広場にて『NVIDIA Gaming Festival / GeForce LAN 2012』が開催されました。私スイニャン(shuiniao)が現地で観戦をしつつ合間に選手たちから少しだけお話を聞くことができましたので、ここでご紹介したいと思います。なお、大会レポートはこちらからご覧ください。

 

チョンジョンヒョン[Mvp]選手


-今回の大会を振り返っていかがでしたか。
LGがスポンサーになって初めての大会だったのに、良い成績が残せず残念です。LoveCD選手との試合は僕にとって中国で初めての試合だったので、勝ててほっとしました。チャンジェホ[Moon]選手との試合では、やはりコンディションも影響したと思います。実は最近腰を痛めているんですが、今回はステージも下のフロアも全て鉄の椅子だったのでつらかったですね。そのほか中華料理が口に合わず、コンディション調整がうまくいきませんでした。
-vsMoonの試合は放送がなかったので簡単に内容を教えてもらえますか。
本当に簡単に説明すると、1セット目はチャンジェホ[Moon]選手の攻撃的なプレイを防いで僕が勝ちましたが、2セット目はチャンジェホ[Moon]選手が再び攻撃的なプレイを仕掛けてきて、これが上手く突破されて負けてしまいました。3セット目はチャンジェホ[Moon]選手のオールインを防ぎきれず負けました。結局、チャンジェホ[Moon]選手の心理戦にしてやられた感じでしたね。
-5月2日にGSLでNaNiwa選手と対戦しますが。※インタビュー日時は4月30
NaNiwa選手は最近急に上手くなったと言われていますが、僕は以前から上手い選手だと思っていました。最近になってやっと大会で実力を発揮するようになったな、という感じです。でも勝つ自信はありますよ。
-今後の目標を教えてください。
とりあえずは目前のベスト8で勝つことですが、最終目標は優勝です。そして今年のGSLはあと3回残っているのですが、そのうちの2回優勝することを目標に頑張っているので、皆さん応援よろしくお願いします。
インタビュー前にMvp選手が他の韓国選手たちと和気あいあいと話す様子をたまたま近くで見ていたのですが、インタビュー中は終始緊張していた様子でした。私は韓国メディアのインタビューにも偶然同席させていただくことができましたが、その時もわりとおとなしい感じでした。初めての中国でコンディションもあまり良くない中、誠実にインタビューに答えてくれたMvp選手。そんなMvp選手とStarCraft2 JP Community運営者のまつじゅん氏が週アスPLUSさんにて対談を行っていますので、そちらも合わせて読むとお楽しみいただけると思います。
 

パクジュン[Lyn]選手


-今回の大会を振り返っていかがでしたか。
最近調子がいいですし、少なくとも3位以内には入れると思っていたのでとても残念です。海外のイベント大会では時々あることなんですが、最初にステージ上で対戦したチョンジョンヒョン[Mvp]選手から防音に問題があることを聞きました。それでベスト4は下のフロアでやりたいとお願いしていたんです。でもどうしてもステージ上でやらなければいけないと言われて、解説者の方が重要な部分は言わないという約束でステージに上がりました。ところがドロップシップを送るたびに解説者が方向を言ってしまっていたことを、第1セット終了後に知りました。さらに2セット目には僕がダブルコマンドを準備しているという内容の解説が直接聞こえてきて、さすがに腹が立って中国語で「聞こえた」とチャットしたんですが、結局中国内ではこれといった反応はありませんでしたね。NEO Star League(NSL)という中国の大会でも倒した相手ですし、負けない自信はあっただけに残念です。
-現在どのような生活を送っているのですか。
今は中国の青島に住んでいます。記事になったのでご存知の方も多いと思いますが、PanDareaを脱退し現在は無所属です。でも今いくつかの中国チームと契約の話をしているところなので、そんなに悪い状況ではありません。彼女が中国人だということもあって、現在は中国語の勉強もしています。
-SC2の練習方法について、何かアドバイスをお願いします。
自分と同じ種族のプロゲーマーのストリームを一回ずつ見て、自分とスタイルの似ている選手を見つけてください。そしてその選手の真似をすれば、必ず上達すると思います。僕の場合、チェソンフン[Polt]選手のストリームを見て勉強しています。彼とは以前、同じクランでWC3をやっていました。彼はAPMがそんなに高い方ではないですが頭のいい選手ですね。そして何分にどの建物をいくつ建てるかなどの時間がとても正確な選手です。皆さんも、時間との兼ね合いをしっかり確認しながら見るといいと思います。ある意味SC2は簡単なゲームと言えるかもしれません(笑)。
-韓国の大会には出場しないのですか。今後の目標と合わせて聞かせてください。
僕は中国にいなければならないので、今後も韓国ではなく中国の大会に参加していくつもりです。現在は中国のSC2大会の予選にも参加しているし、WC3の大会にも参加する予定です。これからも両立して頑張っていきますので、SC2ファンもWC3ファンも是非応援してください!

彼はとても明るく気さくな雰囲気で、インタビューを通じていろいろな話を聞くことができました。ちょっと自信家な一面も見せつつ、包み隠さずわりと何でも語ってくれるさっぱりとした人という印象でした。余談ですが大会の間中ずっと美人の彼女と一緒にいて、とても仲がよさそうでした。そんなLyn選手のロングインタビューがファミ通.comさんに掲載されていますので、興味がある方はそちらも合わせて読んでみると面白いと思います。
 

袁錦輝[Hui]選手


-今回の大会を振り返っていかがでしたか。
上海で初めてオフライン大会に参加したので、とても気持ちが盛り上がりました。会場にはとにかく人が多かったです。観客も報道陣もたくさん来ていて、NVIDIAの製品を見ている人やコンパニオンの写真を撮っている人、eスポーツの試合を観に来ている人などがいました。でも台湾でSC2の大会が行われると本当に多くの人が集まるんですが、中国のゲーマーは多分各地に広く分散しているので、SC2の大会を観るために来ていた人達はちょっと少なめだったんじゃないでしょうか。
-その後iGチームと合流して一週間訓練したそうですが、北京での生活はどうでしたか。またSC2においてはどのような成果がありましたか。
北京での生活はとても快適で、特にEdison監督とToodMingがとても良くしてくれました。Xyはちょっとおとなしかったですけど、XiGua、MacSed、Xluos、Commなど、みんなととても仲良くなりましたよ。SC2に関しては彼らから僕とは違う見解が数多く見られ、マクロはやはりSC2の基礎であり、最も必要なのものは練習の積み重ねなのだということを感じさせられました。
-ASiTで対戦もしましたが、日本の選手の印象は。
日本の選手に対する印象はそれほど多くはなくてbreekと以前NAサーバーで会ったkurOaぐらいなんですが、実際のところの彼らの実力の程についてはよく知らないんです。でも日本の選手の中にはTypeチームのプロゲーマーもいるし、実力は高そうだなと思います。あとちょっと話がそれますが、日本は格闘ゲームの種目では世界に敵なしといった強さですよね。
-今後も国際大会に出場する意向はありますか。今後の目標と合わせて聞かせてください。
チャンスがあれば、国際大会にも積極的に参加したいと思っています。頑張って良い成績を収めて、世界中のゲーマーに台湾をアピールしたいですね。

Hui選手とは3週間前に台湾で会ったばかりだったので、すぐに打ち解けることができました。彼と一緒に上海へ来ていたLOLチームが忙しかったこともあって、私とHui選手は二人でNVIDIAの展示を一緒に見学したり正大広場の中をぶらぶらしたりしながら、SC2の話やお互いの国の話など本当に色々な話をしました。彼はとても人柄が良く話し上手で、配信で爆発的な人気を誇っている理由がわかるような気がしました。
 

胡翔[MacSed]選手


-優勝おめでとうございます。優勝した感想は。
非常に嬉しいです。今回の優勝は僕にとってとても大きな自信につながりました。
-普段、どのように練習していますか。
普段は午前10時から夜の8時ぐらいまで、だいたい10時間ぐらいは練習してますかね…。僕の場合いつもはラダーが中心なんですが、大会がある時はそれにフォーカスした練習を行っています。
-最近ではASiTでの活躍などもあり、日本のSC2ファンの間でも上手いと評判になっていましたが。
本当ですか。日本のSC2ファンの皆さん、ありがとうございます。皆さんに上手いと言ってもらえて、本当に嬉しいです。これからもっと頑張ってたくさん優勝するところを皆さんにお見せしたいです!
-今後も国際大会に出場する意向はありますか。今後の目標と合わせて聞かせてください。
そうですね、国際大会には本当にすごく参加したいです。でも今は色々な理由があって、海外に行くのはちょっと難しそうなんです。だからとりあえず今は国内で一生懸命頑張ろうと思います。中国の選手たちもとても強いですからね。

基本的に中国の選手たちはメディアやその他関係者、ファンなどに引っ張りだこな一方で、勝手の分からない海外選手と違って自由に行動していたりしたため、ほとんど姿を見ることができませんでした。ところが偶然iGの選手たちが待機しているところに遭遇し、MacSed選手とは少し雑談することもできました。ステージ上やこちらのインタビューでは非常に簡潔に語っていた彼ですが、おしゃべりしてみるととても人懐こくユーモアのある青年でした。

インタビューを終えて

色々なスケジュールが目白押しであまりインタビューに時間を割くことはできなかったのですが、今までインタビューしたことのない選手たちから話を聞くことができた上に選手の素顔も垣間見ることができ、とても貴重な体験だったと思います。スケジュール調整をしてくださったNVIDIA関係者の皆様、こちらへの掲載を快諾してくださったファミ通さんと週アスPLUSさん、インタビューに応じてくださった4選手にお礼申し上げます。そして最後まで読んでいただいた皆様、どうもありがとうございました。
スイニャン(shuiniao)@ Hiromi Mizunaga
 

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