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StarCraft II

Razer SC2 Tournament :Starcraft Times取材リポート(後編)

2月26日(土)、東京・代々木に位置するネットカフェ・ワイプ代々木北口駅前店にて行われた『Razer SC2 Tournament』の模様を、Starcraft Timesのshuiniao(スイニャン)が取材してまいりました。 その(後編)をお楽しみください。

決勝トーナメント開始前

見事予選を突破した12名の選手が、ここで再び決勝トーナメントに向けて意気込みを語りました。「4ゲートウェイ許さない」と強気のkurOa選手をはじめ「早く観戦勢に回りたい」と語ったCherry選手など開会式と変わらぬスタンスの選手たち。

そして再びザーグTシャツを誇らしげに見せつけたikdsk選手と、それにに対抗するかのように背中に書かれているSANGORIRAの名前と背番号35の入ったユニフォームを観客席に向けてアピールしたsangorira選手。決勝トーナメントに残った自信の表れが感じられるパフォーマンスで、会場も盛り上がりました。

決勝トーナメント1回戦・2回戦

決勝トーナメント表はこちら(CyAC公式HP)

観戦勢がさらに増え、予選敗退選手勢も観戦に加わり和気あいあいとした雰囲気の中、惜しくも予選敗退となったnazomen選手が急遽解説陣に加わることに。

決勝トーナメントでは、予選で成績の良かったSorrowRush選手、Skeith選手、vaisravana選手、Pixtar選手の4名の選手がシードとなりそれ以外の選手が1回戦を戦いました。試合は同時進行で行われたため配信されたのはikdsk(Z) vs nemuke(T)カードのみでしたが、ここからはBo3となりさらに見ごたえがアップ。

第1セットは上手くタイミングを図ったnemuke選手が、マリーンタンクでikdsk選手のセカンドを攻め勝利しました。第2セットでは序盤、ガスハラスを行ったikdsk選手がガスと間違えて自分のセカンドハッチェリーをキャンセルしてしまう痛恨のミスを犯してしまいます。会場ではしばらくこのハッチェリーキャンセルの意図が理解できず、ミスであることが分かったとたん、会場は何とも言えない不思議な盛り上がりを見せました(笑) 結局これが内政の遅れにつながり、マリーンタンクを上手く活用したnemuke選手が落ち着いて攻撃しGG。2-0でnemuke選手のストレート勝ちとなりました。

続いて1回戦を勝ち抜いたtm124選手、kurOa選手、Cherry選手、nemuke選手がそれぞれシードのSorrowRush選手、Skeith選手、vaisravana選手、Pixtar選手と2回戦を行いました。再び一斉に試合が行われる中、kurOa(Z) vs Skeith(Z)が配信されました。

第1セットはベインリング合戦がみどころの試合となりました。ベインリングがあちこちでぶつかり合うたびに会場は「うおー!」という叫びとともに熱気に包まれました。しかし気づけばkurOa選手はローチに移行し、さらにミュータリスクまで生産。Skeith選手、たまらずGGとなりました。第2セットは即ベインリングを選択したkurOa選手に対し、Skeith選手がローチを生産。その後セカンドを取ったkurOa選手にSkeith選手がラッシュを仕掛けるも、kurOa選手がこれを上手く防いでGG。こちらも2-0で、kurOa選手のストレート勝ちとなりました。

kurOa(Z) vs Skeith(Z)のZミラーが終了しても、nemuke(T) vs Pixtar(T)のTミラーは当然のごとく終了しておらず、一旦休憩をはさむことに。

休憩時間


Razer StarCraft II ゲーミングデバイス

ここで突然行われたプレゼントコーナー。前に出てひとことコメントをした観客の皆さんにRazerグッズをプレゼントするというもので、たくさんの方が参加してRazerグッズをゲットして行きました。有名選手や同じクランメンバーの応援に駆けつけたという観客の皆さんが応援メッセージなどを語ったほか、ZOWIE GEARの方がゲーミングデバイスの宣伝を始める一幕も。さらにここでスイニャンもStarcraft Timesの宣伝をさせていただきました。配信画面にさりげなく名前を出してくださったHOUKOUさんのセンスも光っていました。感謝!

ベスト4&3位決定戦

それでも終わらないTミラー(笑) 結局、先に準決勝SorrowRush(P) vs kurOa(Z)の試合が行われることに。大会開始前からSorrowRush選手に名指しで宣戦布告をしていたkurOa選手が一体どんなプレイを見せるのか、注目の一戦となりました。


◆kurOa(Z) 1-2 SorrowRush(P)
1set < Metalopolis >
2set < Xel’Naga Caverns >
3set < Shakuras Plateau >

第1セットはSorrowRush選手が4ゲートウェイを決め、GG。第2セットもSorrowRush選手は4ゲートウェイを選択しましたが、二度はやられないkurOa選手。SorrowRush選手の攻撃を上手く防ぎ、主導権を握ります。SorrowRush選手はダークテンプラーで起死回生を図りますが、kurOa選手がこれを防ぎ勝利。セットスコア1-1となり、決着は最終セットへ持ち込まれました。

第3セットでは、何とkurOa選手が7poolを選択。会場にざわめきが起こり、観客も緊張の中勝負の行方を見守ります。ザーグリングが相手本陣に上手く入り込みましたが、SorrowRush選手はとてつもないプローブコントロールでこれを防ぎました。SorrowRush選手は俄然不利な状況からのスタートとなりましたが、kurOa選手のミュータリスク攻撃を上手く防ぎながら見る見るうちに体制を立て直し、見事な逆転勝利を収めました。2勝を収めたSorrowRush選手が決勝進出です。

さすがにこの試合の間にTミラーの勝者がPixtar選手に決まり、続いてvaisravana(Z) vs Pixtar(T)が行われました。


Pixtar(T) 2-1 vaisravana(Z)
1set < Metalopolis >
2set < Lost Temple >
3set < Shakuras Plateau >

第1セットでいきなりPixtarさんが、トレードマークとも言えるチーズラッシュを敢行。SCVが連なって相手本陣へ向かう姿に、観客席から「おおー!」と歓声が上がります。しかしvaisravana選手がこれに冷静に対処し、ユニットを失ったPixtar選手がGG宣言。

第2セットは、Pixtar選手のマリーンタンク攻撃をvaisravana選手が防ぎきれずGG。第3セットもPixtar選手はマリーンタンクを選択。今度はvaisravana選手が先に攻撃に出たものの、Pixtar選手の鋭いカウンター攻撃がvaisravana選手の本陣を直撃。Pixtar選手はタンクを上手く配置し、マリーンとSCVを駆使した攻撃で見事勝利を収めました。これによりPixtarが決勝進出を決めています。

なお3位決定戦の模様は一部しか配信されませんでしたが、結果はkurOa(Z) 2-1 vaisravana(Z)で、3位はkurOa選手となりました。

決勝戦

ついに今大会もクライマックスを迎えることになりました。決勝戦はSorrowRush(P) vs Pixtar(T)です。やはり実力者同士の対戦となりました。


◆決勝 Pixtar(T) 0-3 SorrowRush(P) 
1set < Xel’Naga Caverns >
2set < Scrap Station >
3set < Metalopolis >

第1セットはSorrowRush選手が4ゲートウェイを完璧に決め、Pixtar選手たまらずGG。第2セットでは、Pixtar選手がセカンドをリッチミネラルに取り勝負に出ます。SorrowRush選手はこれに気づかぬまま、テックを上げコロッサスの生産を開始。Pixtar選手は資源的優位をもとにユニットを生産しゴーストのEMPを駆使した攻撃に出ますが、繰り返される交戦でSorrowRush選手が少しずつ点数を稼ぎはじめます。結局多くのユニットを消耗したPixtar選手がGG宣言。セットスコア0-2でPixtar選手は窮地に追い込まれます。

第3セット、Pixtar選手は4バラックからのマリーンマローダーとメディバックを選択、一方のSorrowRush選手は再びテックを上げコロッサスを生産。これを確認したPixtar選手はヴァイキングを引き連れて対抗しますが、終始安定したプレイを見せたSorrowRush選手がそのまま押し切ってGG。優勝は、SorrowRush選手に決まりました。

閉会式


(左から)3位kurOa選手、1位SorrowRush選手、2位Pixtar選手

全ての対戦を終え、閉会式がスタート。まず3位のkurOa選手、2位のPixtar選手、1位のSorrowRush選手の順にインタビューが行われました。優勝の喜びをあらわにしたSorrowRush選手と、若干落胆した様子のPixtar選手。SorrowRush選手に準決勝で敗れたkurOa選手は、「日本選手権で絶対勝つ」と力強く抱負を語りました。

さらに実況のmatsujinさん解説のHOUKOUさんnazomenさんもごあいさつ。nazomenさんの「今日は解説のために大阪から来ました」というあいさつでどっと笑いがおこったものの、最後は「日本選手権で優勝するのは僕です」という選手としてのプライドを誇示する発言で会場は大いに盛り上がりました。

最後に、今大会の会場となった代々木WIPの鈴木さんのあいさつも行われ、「今日帰ったらラダー回します」と選手たちに触発されたご様子。さらに「オフライン大会をまた是非やりたい」という頼もしい発言も飛び出しました。今後に期待です!

その後入賞選手らに商品の授与が行われ、最後に観客の皆さんへのRazerグッズプレゼントじゃんけん大会で盛り上がりを見せつつ、大盛況のうちに大会は幕を閉じました。

Special Thanks

昨年StarCratf1のWCG日本予選を開催してくださったソリッドレイのomizuさんが、大会終了後にWCGメンバーやWIPリーグ、そしてこの日の大会入賞者など約20名に美味しい食事を振舞ってくださいました。omizuさん、ありがとうございました。

また写真撮影に同意してくださった選手の皆様に感謝いたします。そしてこのリポートを書くにあたり、Pxter選手、nemuke選手、Skeith選手、vaisravana選手にご協力いただきました。試合内容のリポートが簡単なものとなってしまいましたが、会場の雰囲気を中心に伝えたかったのでこのような内容となったことをご理解いただければと思います。

皆様本当にありがとうございました。

shuiniao(スイニャン) @ 水長 浩美 / Hiromi Mizunaga

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