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プロリーグ決勝優勝KT、「次の広安里(クァンアルリ)でも優勝したい」

イヨンホ[Flash]、まだまだ道のりは長い

KT Rolster

KT Rolsterが無冠の無念を晴らし、09-10シーズンの優勝カップを掲げた。

KTは8月7日、『新韓銀行プロリーグ09-10』決勝戦でライバルSK Telecomを4:2で倒し、設立10年目にして初めてプロリーグの優勝カップを手にする喜びを味わった。KTはプロトス3人衆(ウジョンホ[Violet] – キムデヨプ[Stats] – パクジェヨン[Tempest])と最終兵器イヨンホ[Flash]の勝利で、気持ちのいい優勝を経験した。

以下はKT Rolster選手団とのインタビュー全文。

-プロリーグ初優勝に成功した感想は。
▲イジフン監督=今回の09-10シーズンがスタートして広安里(クァンアルリ)で優勝するまでに、たくさんの選手やコーチングスタッフらの努力があった。優勝候補ではなかったが、勢いにうまく乗って広安里でピリオドを打つことができたのは、10ヶ月間苦労した選手たちのおかげだ。陰で良くサポートしてくれたカンドギョン[H.O.T-Forever]、キムユンファン[Hery]、イギルマンコーチにもありがとうと言いたい。

▲イヨンホ[Flash]=優勝できてとてもうれしい。MVPもうれしいが、MVPはチームメイトたちのおかげでもらうことができた。チームメイトたちの努力が輝いた。これからももっと上手くなれるように努力したい。

-SK Telecomの種族別コーチシステムをベンチマーキングしたと話していたが。
▲イジフン監督=コーチングスタッフが皆選手出身者で構成されているチームはうちだけだと聞いている。皆プロゲーマー生活に関するノウハウがあって、SK Telecomとは若干違うアプローチ方法を取った。我々だけの独特な選手管理方法があったから、良い結果が出たのだと思う。去年SK Telecomが優勝したので、その優勝チームの体制を導入して我々が優勝を果たしたわけだが、選手たちとさらに密接した関係を築き、より専門化されたコーチングスタッフ体制を取った点が多少違ったと考えている。

-プロトス3名の勝利が目立っていたが、プロトスの準備はどのように行ったのか。
▲カンドギョン[H.O.T-Forever]コーチ=昨シーズンにウジョンホ[Violet]選手を筆頭としたプロトスラインを専門に担当することになった。選手たちは、皆よくついてきてくれた。プロトスの選手のみならず、KTの選手たち全員が才能の原石だと考えた。私はその原石を軽く磨いただけだ。選手たちの努力があったからできたのだ。詳しい方法は公開しかねる(笑)種族別専門担当コーチを置くのがいいと思う。

-プロリーグ優勝は初めてだが、個人リーグ優勝とどう違うか。
▲イヨンホ[Flash]=いつも残念に思っていたのがプロリーグ優勝だ。個人リーグ優勝でもチームメイトたちは喜んでくれたが、プロリーグとは違うのではないか。今日優勝してみたらどんな感じか分かった。みんな興に乗じて楽しんでいる姿がとてもよかった。

-SK Telecomの戦略を上手くかわしスナイプにも成功したが、準備したものの何パーセントぐらいを発揮できたのか。
▲イジフン監督=我々が予想していたシナリオ通り100%事が進行した。第6セットでザーグが出ると予想し、頼りのイヨンホ[Flash]選手を起用した。もちろん第1、第2セットで勝てたのでさらに楽になった。うちの選手たちの長所は、種族別にお互いの考えを共有して戦略を議論するところだ。第1セットではテランの選手たちがウジョンホ[Violet]選手に良いアドバイスをした。第2セットのキムデヨプ[Stats]選手の場合はまだ幼くて子供っぽいところがあるが、ミスなく大胆なプレイを繰り広げた。戦略的な部分は、カンドギョン[H.O.T-Forever]コーチがSK Telecomの選手たちについてたくさん研究していた。SK Telecomは第2セットで我々の罠にはまったと思う。

-3プロトスカードを使ったが、どんなプロセスを経てこのような用兵術を使うことになったのか。
▲イジフン監督=昨シーズンに「KTトス」という良くない呼び名もついてしまった(笑)しかしカンドギョン[H.O.T-Forever]コーチの能力を信じた。他の種族の選手たちには申し訳ない気持ちもあったが、重要な勝負だったので3プロトス戦略を使った。SK Telecomのザーグライン相手には自信があった。誰が出ても勝てるという自信があったから、3プロトスカードを使った。

▲カンドギョン[H.O.T-Forever]コーチ=ウジョンホ[Violet]選手はもともと細かくて、奇策にあまりやられないスタイルだ。キムデヨプ[Stats]選手は、誰と対戦することになっても気後れしない選手だ。そしてパクジェヨン[Tempest]選手は、もともと一発のある選手だ。1時偵察なんか必要ない。一発の能力は皆さんご存知なのではなかろうか。これらの長所が正確に活かされた。全体的な戦略でSK Telecomに及ばないとの話もあったが、今日の試合で完璧に証明できたと思う。何よりも今日は、プロトス3人衆が自分の技量を完璧に見せてくれたのがよかった。

-ポストシーズン初試合だったが、緊張しなかったか。また、今日の試合をどう評価するか。
▲キムデヨプ[Stats]=広安里の試合の準備をするときカンドギョン[H.O.T-Forever]コーチから「お前の相手は99%キムテギョン[Bisu]だろう」と言われていて、前もって対処していた。でもいざキムテギョン[Bisu]選手と対戦することになると、やはり緊張した。今日準備した戦略は、キムテギョン[Bisu]選手のスタイルを相手にするのにピッタリだった。そのおかげで試合がうまくいった。ポストシーズンに強いキムテギョン[Bisu]選手に勝ててとてもうれしい。

KT Rolster

-優勝に対する負担があったのでは。
▲イジフン監督=個人的に、KTというチームに居続けていることは「切ない」感じだ。パクジョンソク[Reach]、ホンジノ[Yellow]、カンミン[Nal_rA]が活躍していたとき、準優勝に終わってしまったことを一緒に悲しんだ。だから当然優勝を目標としていたし、当然叶えなければならないと考えていた。ずっと変わらず応援してくれているオールドゲーマーたちとファンの皆さんに感謝したい。プロは成績でものを言わねばならない立場だ。エントリーに対する非難もあったし、成績に対する非難もあった。
最初はつらかった。しかし後には愛情のこもった関心として昇華させることができた。なのでそれほど気にはしなかった。選手だったころは、誰もが羨むほどの優勝と関心を受けてきた。しかし監督になってからは人のためにやらなければならないことも多いし、気苦労も多かった。正直、選手だったころの方が気が楽だったが、今は大丈夫だ(笑)今は満足できるチームをつくりあげることができたと思っている。

-今後の夢は。
▲イジフン監督=私がKTの監督として就任した理由のひとつでもある。KTはStarCraft専門ゲームチームではない。Special Forceなど、さまざまな種目のプロゲームチームを作りたいという夢がある。その目標を果たすためには、最初の目標がプロリーグ優勝だと考えていた。今後の目標については、またの機会に改めてお話したい。

-試合直前のインタビューでSK Telecomを圧倒していた感じがしたのだが。
▲イジフン監督=去年の挑発やこれまでの挑発については、「挑発」だと思わなかった。選手たちの勢いを上

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