StarCraft2「青少年利用不可」判定に関する記事を以下にまとめてみました。タイトルをクリックすると、ソース元であるFOMOS(韓国語)の該当ページを見ることができます。カッコ内は元記事の掲載日です。
◆StarCraft2、「青少年利用不可」判定(2010年4月14日)
ゲーム等級委員会は4月14日に開かれた定期審議で、SC2に対する審議を行った。その結果、「青少年利用不可」判定を下したと伝えられた。SC2は2009年9月8日、ゲーム等級委員会から『StarCraft2:Wings of Liberty – アルファ11900バージョン』で審議を受け、「15歳以上利用可」判定を受けていた。BlizzardはSC2の正式リリースを控え、新バージョンで再審を要請。「12歳以上利用可」での審議を申請していたが、予想に反し「青少年利用不可」判定が下された。
SC2の「青少年利用不可」判定は、多大な影響を及ぼすものと見られる。まず青少年がPCバン(ネットカフェ)でSC2を利用することができなくなる。また今後のeスポーツ業界にも影響が及ぶ。SCの場合は「15歳以上利用可」だったため、未成年のプロゲーマーが存在できる。しかしSC2が「青少年利用不可」でリリースされた場合、未成年者がプロゲーマーとして活躍することはできない。
◆Blizzard、SC2「青少年利用不可」判定に異議申し立て(2010年04月19日)
Blizzardの最新作『StarCraft2:Wings of Liberty』が4月14日に「青少年利用不可」判定を受けたことに対し、4月19日に新バージョンとともにゲーム等級委員会に異議申請を提起した。Blizzardは追加の参考資料として、最新パッチバージョンおよびゲーム等級委員会に指摘された表現と場面の一部が修正されたバージョンを提出した。
◆StarCraft2、再審議でも「青少年利用不可」判定(2010年04月30日)
SC2はアルファバージョンで「15歳以上利用可」判定を受けたが、4月14日にRCバージョンで「青少年利用不可」判定を受け、正式リリースに歯止めがかかった。これに対しBlizzardは4月19日、ゲーム等級委員会に異議を申し立てたが4月30日の再審議でも「青少年利用不可」判定を受けた。
Blizzardのある関係者は、「青少年利用不可判定を受けたRCバージョンから修正された事項を参考資料として提出したが、異議申請にも修正前のバージョンをそのまま再審議するというゲーム等級員会の立場により、修正バージョンが参考資料として反映されなかった」と話し、「そのためSC2の修正バージョンで別途、等級審議申請がしてある状態であり、今その判定を待っているところ」であることを明らかにした。
Blizzardがゲーム等級委員会から指摘を受けた事項を修正した新バージョンは5月7日に等級判定を受ける予定であり、もしこのバージョンまでもが「青少年利用不可」判定を受けた場合、Blizzardは韓国市場に対するSC2の戦略修正が避けられないものと見られる。