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FOMOS が選ぶ2009年 韓国eスポーツ界の10大ニュース

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韓国eスポーツ界の2009年の10大ニュースが、今年も韓国の大手e-sports報道ウェブサイト「FOMOS」に掲載されました。
全訳ではなく要点のみとなりますが、どうかご了承ください。

①eスポーツ初のStarcraft FA実施

2009年はeスポーツ初のStarcraftで自由契約選手(以下、FA)制度が導入された。39名の対象選手は8月11日にFA制度教育を受け、20日までに所属チームとの優先交渉を行った。

しかしいざフタを開けてみると、入札過程で複数のチームが入札した場合、選手がチームを選択するのではなく一番高い金額で入札したチームと契約しなければならないという内容が波紋を呼び、自由契約選手ではなく自由競売選手だという非難を浴びる結果に。

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優先交渉が終わり、イジェドン[Jaedong](Z/Hwaseung)、キムチャンヒ[Go.Go](T/hite)、チョンサンウク[Midas](T/SKT、以後トレードによりWemadeへ移籍)、コソッキョン[Hyun](Z/MBC GAME)、アンサンウォン[Shine](T/KT)が交渉決裂によりFA宣言した。

FA選手らの入札詳細が公開された8月26日、5名のFA選手中、他のチームに入札されたのはWemadeに選択されたキムチャンヒ[Go.Go]が唯一で、引退を決めたアンサンウォン[Shine]を除く4名の選手は、みな元所属チームとの追加交渉で再契約に成功して残留が確定。eスポーツ初のFAは終了した。

結局多くのeスポーツファンと関係者らの関心を集めたFAは、3年を超える準備期間にも関わらず大物選手の移籍や巨額の補償金など何の成果も収めることなく、多くの問題点を露出しつつ来年のFAを待つこととなった。

情報元・・・FOMOS

②大韓民国『WCG2009』総合優勝、大会2連覇-5度目の優勝

韓国は11月11日から15日までの5日間、中国・成都で開かれた『WCG2009』グランドファイナルで金メダル3つ、銀メダル2つ、銅メダル3つを獲得し、大会2連覇と通算5度目の総合優勝を果たした。

新しくWCGの種目となったRED STONEではComeonBabyが大会2連覇とともに金メダルを獲得し、Carom3Dではクミョンジンが2度目の金メダルを獲得した。その後Starcraftでイジェドン[Jaedong]が金メダル、ソンビョング[Stork]が銀メダル、キムテギョン[Bisu]が銅メダルを獲得。2006年以降のWCG史上2度目の金銀銅独占の偉業を達成し、総合優勝を果たした。

これ以外にも韓国は、日本が強さを見せていたバーチャファイター5でも貴重な銀メダルと銅メダルを獲得し、Warcraft3でもパクジュン[Lyn]が銅メダルを獲得した。

情報元・・・FOMOS

③プロリーグ通算100勝記録ラッシュ

2009年、プロリーグ通算100勝の扉を開いたのはパクジョンソク[Reach]。パクジョンソク[Reach]は4月21日、『新韓銀行プロリーグ08-09』第4ラウンド2週目のKT戦に出場し、パクジス[ForGG]を破って初のプロリーグ通算100勝の偉業を達成した。

パクジョンソク[Reach]以降には、監督の100勝が続いた。4月25日にhiteのイミョングン監督が2番目の100勝監督となったのを皮切りに、4月26日はSamsungのキムガウル監督、5月9日はHwaseungのチョジョンウン監督、5月20日はWoongjinのイジェギュン監督、6月21日にはSTXのキムウンドン監督まで、5名の監督が2009年に100勝監督に名を連ねた。

また6月1日の『新韓銀行プロリーグ08-09』第5ラウンド1週目、イジェドン[Jaedong]が2番目のプロリーグ通算100勝達成に成功し、プロリーグ初の個人戦100勝、最年少100勝(19歳4ヶ月23日)、歴代最少試合100勝(143試合)、最短期間100勝(3年1ヶ月2日)の記録まで同時に樹立した。

しかしこの記録も長くは続かなかった。12月6日の『新韓銀行プロリーグ09-10』第2ラウンド1週目に出場したイヨンホ[Flash]は、3番目のプロリーグ通算100勝を達成するとともに最年少100勝(17歳5ヶ月1日)、最少試合100勝(139試合)、最短期間100勝(2年6ヶ月14日)の記録を塗り替えた。

これ以降12月19日のキムテギョン[Bisu]を皮切りに、20日にはヨムボソン[Sea]、23日にはソンビョング[Stork]がそれぞれプロリーグ通算100勝達成に成功している。

情報元・・・FOMOS

④敗北意思規定新設で反則負け続出

韓国eスポーツ協会は『ウィナーズリーグ08-09』が開幕した1月17日、「敗北意思規定」を新設した。これによると、「敗北意思表示はチャットウィンドウに ‘gg’ 、’GG’ を入力したもののみ認める」とし、「敗北意思および ‘ppp’ 以外の文字をチャットウィンドウに入力時、反則負けとされる」と明記された。

3ヶ月間の試用期間を経て実施されたにも関わらず、問題はすぐに発生した。4月16日に ‘ww’ を入力したミンチャンギ[Ruby]と ‘ggyo’ を入力したパクジェヒョク[Hyuk]が反則負けとなり、4月28日にはシンサンムン[Leta]が試合中のモニター異常で試合中断要請のため ‘pp’ を入力し、「一時中止要請規定」違反で反則負けとなった。シンサンムン[Leta]の反則負けは大きな論争を呼び、結局5月7日に「一時中止要請規定」を改正した。

しかし、その後も敗北意思違反は起こり続けた。5月13日にはパクテミン[GoRush]が第1セットで ‘(ハングルの)HH’ を入力し反則負けとなり、続く第2セットで英文入力確認中ミスでチャットウィンドウに ‘a’ を入力し、2試合連続反則負けとなった。

パクテミン[GoRush]の反則負けも大きな波紋を呼び、韓国eスポーツ協会は10月9日、『新韓銀行プロリーグ09-10』シーズン開幕直前に新しい規定を発表し、チャットに関する事項で審判の裁量権が発揮できるよう改正し、この問題は収束を見せた。

情報元・・・FOMOS

⑤Starcraft2完全ハングル化および一般公開

Blizzard Entertainmentは5月21日、国内メディアを対象にStarcraft2を初披露した。この日初めて公開されたStarcraft2はスピードと操作感、コントロール、インターフェイスなどで前作の長所をアップさせ、3Dゲームとして生まれ変わらせることに成功したという印象を与えた。

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続いてBlizzardは6月末、国内記者らをアメリカ・カリフォルニア州アーバインに位置する本社へ招聘。Starcraft2のハングル化バージョンを初公開した。さらに7月24日の『e-STARS Seoul 2009』では、国内初のStarcraft2一般公開が行われた。待ちに待ったゲームに接した人々からは、「直接やってみたら前作のStarcraftより面白い」、「画面が3Dになったのもいいし、前作と似ていて不便な点もほとんどなかった」と好評を得ていた。

その後Blizzardは、Starcraft2のシングルプレイキャンペーンと新しいバトルネット、新しいバトルリポートなどを順次公開。11月の『G-STAR 2009』でもStarcraft2の公開エキシビションマッチが開催され、発売が間近に迫っていることを示唆した。

情報元・・・FOMOS

⑥プロリーグ初の年間単一リーグ08-09シーズン終了

正規シーズンを1位で終えたSK Telecom T1が、初の年間単一リーグで行われたプロリーグ08-09シーズンで優勝し、久々に頂点へ復帰。伝統の名門チームとして完全に復活した。

SK Telecomは8月8日に釜山の広安里(クァンアルリ)海水浴場の特設ステージで開かれた『新韓銀行プロリーグ08-09』決勝戦で、1日目に4:0で勝利したのに続き、2日目は4:3を記録し2連勝で優勝を果たした。

そしてキムテギョン[Bisu]とイジェドン[Jaedong]が、プロリーグ史上初の正規シーズンMVP共同受賞を果たした。プロリーグ08-09シーズンでキムテギョン[Bisu]は正規シーズン53勝14敗勝率79.1%の成績で最多勝争い2位、勝率1位を果たし、チームが正規シーズン1位で広安里(クァンアルリ)決勝戦へ直行するのに大きく貢献した。またイジェドン[Jaedong]は正規シーズン54勝21敗勝率72%の成績でイヨンホ[Flash]と最多勝を共同授賞し、Hwaseungを正規シーズン2位とプレーオフ直行に導いた。

情報元・・・FOMOS

⑦Special Force、国産種目初のプロリーグ実施

4月18日に開幕戦を迎えた『SFプロリーグ2009 1st』は、SK Telecom、eSTRO、STX、MBC GAME、hiteの5つのプロゲームチームとnL.Best、RePute、Archerの3つのセミプロチームが参加した。

シーズン序盤には実力差がほとんどなかったが、プロゲームチームが体系的なシステムの中で訓練するにつれセミプロチームとの差が生じはじめた。しかしプロチーム設立を望むRePuteは首位独走態勢を築き上げ、7月2日にKTとして設立されプロゲームチームとなった。KTとしてプロチームとなったRePuteだったが、優勝とは縁がなかった。eSTROが広安里(クァンアルリ)決勝戦で優勝を果たし、最強チームであることを立証した。

初シーズンを終えたSFプロリーグは、10月10日に2番目のシーズンに突入した。6つのプロゲームチーム、2つのセミプロチーム体制で開幕した『SFプロリーグ2009 2nd』は、現在MBC GAMEが首位を走っている。

しかしSFプロリーグは、RTSに比べてFPSゲームの特性上中継画面の理解が難しい点と、すでに全盛期を過ぎたSpecial Forceという点で、ファンの関心は期待以下だった。そして何よりStarcraftのプロリーグ週5日制により、金曜日のSFプロリーグはOSL、土曜日はMSLとかぶってしまい、ファンも集中しにくい状況だ。

それでも国産種目初のチーム単位リーグとなったSFプロリーグは、大きな意味があると言えるだろう。Special Force2が出ればSFプロリーグも新しい方へ変更されるとのことで、興行に大きな変化が起こることが予想される。

情報元・・・FOMOS

⑧イジェドン[Jaedong]全盛時代

jaedong2009年はイジェドン[Jaedong]にとって最高の年だった。イジェドン[Jaedong]は4月4日釜山の社稷(サジク)室内体育館で開かれた『BATOO スターリーグ』決勝戦で、チョンミョンフン[Fantasy]を相手に0:2で追い込まれていた状況から3:2に逆転する底力を見せて優勝。今年の活躍を予告した。

イジェドン[Jaedong]の活躍は、プロリーグにおいても輝かしかった。イジェドン[Jaedong]はHwaseung OZ不動のエースとして活躍し、08-09シーズン54勝21敗勝率72%の成績でイヨンホ[Flash]と共同最多勝を果たし、チームをプレーオフ直行へと導いた。

その後イジェドン[Jaedong]は、しばらく試練の時期を迎えた。8月8日に釜山の広安里(クァンアルリ)で開かれた『新韓銀行プロリーグ08-09』決勝戦で衝撃の3戦全敗を喫し、初めて実施されたFA制度では所属チームとの交渉が決裂し、FA宣言した。

そんな最中イジェドン[Jaedong]は8月22日、オリンピック公園フェンシング競技場で開かれた『バッカススターリーグ2009』決勝戦でパクミョンス[Yellow]を3:0で破って優勝し、イユンヨル[Nada]、パクソンジュン[July]に続く3番目のゴールデンマウス獲得者となった。

FA騒動を乗り越えたイジェドン[Jaedong]は、プロゲーマー初の公式戦年間100勝など様々な記録を達成し、4月から12月までKeSPAランキング1位の座を守り続けている。その後12月9日に開かれた『第4回大韓民国eスポーツ大賞』では「今年の選手賞」と「ザーグ最優秀選手賞」を席巻、2009年を名実ともにイジェドン[Jaedong]の一年とすることに成功した。

情報元・・・FOMOS

⑨eスポーツ、大韓体育会認定団体承認

大韓体育会は9月15日に開かれた第3次理事会で、韓国eスポーツ協会を「認定団体」として承認した。

この日の理事会で大韓体育会は、「韓国eスポーツ協会が大韓体育会加盟・脱退規定第5条に依拠し指導部設立を段階的に推進しており、eスポーツの体育種目化のため国民世論の形成と各種国内外事業を活発に推進するなど、韓国主導で創設された国際eスポーツ連盟(IeSF)の発展と国際eスポーツ界を代弁できるよう代表性を認める」、「体育種目として認められれば、学園スポーツとしての育成基盤確保と韓国の国際競争力を高めるのに寄与することを期待する」とし、「認定団体承認」が議決された。

そして、韓国eスポーツ史上初の国家代表選手団の派遣も行われた。11月1日からベトナム・ハノイで開かれた『第3回室内アジア競技大会』で、eスポーツが20の正式種目の中のひとつとして採択されていたからだ。

韓国はSTXのキムウンドン監督を国家代表チームの監督として、KTのイジフン監督を国家代表チームコーチとして選任し、Starcraftにイヨンホ[Flash]、チョンミョンフン[Fantasy]、Counter-StrikeにWemade FOX、FIFA2009にキムグァンヒョンとキムジョンミンなど9名の選手を出場させた。初の国家代表として出場した選手らは、Starcraftのイヨンホ[Flash]とCounter-StrikeのWemade FOXが金メダル、Starcraftのチョンミョンフン[Fantasy]が銀メダルを獲得し、素晴らしい成績でこれに応えた。

情報元・・・FOMOS

⑩TEKKEN CRASH-闘魂、本格的な格闘ゲームリーグ開始

eスポーツ化が難しいとされてきたアーケードゲームが、eスポーツ化の基礎を固めた。格闘ゲームリーグの人気を集め始めたゲームは、コアファンの多い鉄拳6だ。シリーズごとに人気を博してきた鉄拳は、MBC GAMEの『TEKKEN CRUSH』を筆頭に一番成功した格闘ゲームとしてその座を築いた。

MBC GAMEのみならず、ongamenetも『闘魂2009』で格闘ゲームリーグ市場へ進出した。しかしongamenetは鉄拳6ではなく、ストリートファイター4で格闘ゲームリーグ市場の開拓を始めた。ストリートファイターの最新作であるストリートファイター4を正式種目とし、個人戦トーナメントリーグを成功させた。さらに『闘魂2009』は、総合アーケードリーグとしてその領域を広げている。最近では、香港で開かれた『AGS2009』に出場する国家代表を選抜するための『鉄拳6国家代表選抜戦』も開催した。

鉄拳6を筆頭とする格闘ゲームリーグは、ファンの熱い反応を引き起こし可能性を見せている。『TEKKEN CRUSH』は韓国eスポーツ協会から公認リーグ認定を受け、初の鉄拳6プロゲーマー輩出を目前に控えている。

情報元・・・FOMOS

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