ゲームチーム所属会社が違うため2つ同時に運営も可能
CJ O ShoppingがON MEDIAの買収を決めたことにより、プロゲームチームのCJ Entusとhite SPARKYZの運営方式にも関心が集まっている。
CJグループは今回のON MEDIA買収で、2つのプロゲームチームを所有することになった。CJ Entusを保有しているCJスポーツは、CJの持ち株会社の中のCJ Internetが持分を所有しており、hite SPARKYZを保有しているON MEDIAはCJの持ち株会社の中のCJ O Shopping所属である。
今後CJグループのプロゲームチーム運営方式は、大きく3つの可能性がある。一つ目は、CJ Entusとhite SPARKYZの両方を運営することだ。これは他のスポーツでも前例がある。現代グループがプロ野球で起亜タイガースと現代ユニコーンズの両方を同時に所有したことがあり、プロサッカーでも蔚山現代と全北現代を同時に運営した事例があるため、CJグループが戦略的に必要だと判断した場合、CJ Entusとhite SPARKYZを同時に運営できる。
この場合、韓国eスポーツ協会の理事会や戦略委員会参加において、別途の会社とプロゲームチームであると認められ、2つの意見権を行使でき、企業別戦略による独立した広報手段としてプロゲームチームを活用することができる。
二つ目は先保有・後売却だ。CJ InternetとCJ O Shoppingがそれぞれプロゲームチームを保有し、そのうちどちらかを他の企業に売却する方法だ。この場合、他の企業のプロゲームチーム買収意思が一番重要だが、現在の経済事情からするとプロゲームチームの売却が上手くいくかどうかは未知数だ。
最後は統合運営だ。広報手段と効果が重複する2つのプロゲームチームを、ひとつに統合するということだ。この場合、プロゲームチームの運営をCJ持ち株会社の中のどの会社が引き受けるかが先に決まらなければならない。また2チームに所属するコーチングスタッフと選手達、宿舎と練習室などはどのように整理されるのか、さまざまな問題が生じることとなる。
3つのプロゲームチーム運営方案の中、どの方向で決まってもある程度時間が必要になると見られる。お互いに多数のケーブルを保有するCJ MEDIAとON MEDIAが結合し重複チャンネルを整理する手続きが行われると見られ、この過程で構造調整を含むさまざまな後続処置が行われる見通しであるためだ。
一方CJ Entusとhite SPARKYZ関係者は、口をそろえて「突然の発表にとても驚いた」とし、「企業買収による手続きがたくさん残っているので、すぐにはプロゲームチームの運営に変化はないだろうと見ている」と話し、「eスポーツの発展に一番良い方向で決着がつくことを望むのみ」であると付け加えた。
情報元・・・FOMOS