Connect with us

Hi, what are you looking for?

features

【HerStory】イユラ[Barbie]、「先頭に立ってeスポーツを広めていきたい」

BarBie

StarCraft:BroodWar時代、女性リーグが開幕し多くの女性プロゲーマーが積極的に活動していました。Samsungのキムガウル監督もそのころ注目されていたプロゲーマーであり、最後まで女性プロゲーマーとしてのプライドを守ったソジス[ToSsGirL]も、そのころ知られ始めたのです。今となっては思い出となったイジョンミ[MaRie]、キムヨンミ[Navy]なども、女性プロゲーマーとして名を馳せていました。

 

しかし、女性プロゲーマーがeスポーツ界で活動し続けるには制約があったのです。女性リーグがなくなるとともに女性プロゲーマーたちは徐々に消え、結局最後に残ったソジス[ToSsGirL]まで引退し、女性プロゲーマーの系譜はこのまま途切れるかのように見えました。

 

ところが幸いなことに、種目がSC2に移行されてから女性プロゲーマーが再び登場し始めました。キムガヨン[Aphrodite]、イユラ[Barbie]など、ルックスまで兼ね備えた女性プロゲーマーらがソジス[ToSsGirL]の後を継ぐべく、ベスト尽くして活動しています。

 

eスポーツ界に女性プロゲーマーが必ずしも必要であるのか、と問いただす人がいるかもしれません。実力だけを見ると、明らかに男性プロゲーマーより劣っています。しかし女性プロゲーマーができることは、男性プロゲーマーより多いのです。単に成績を収めることのみならず、一般の人々にeスポーツを広めるのに多くの役割を果たすことができます。eスポーツをよく知らない人もソジス[ToSsGirL]は知っている、といった具合に。男たちの世界に挑戦する女性の存在だけでも、一般の人々にeスポーツはチャレンジ精神あふれるスポーツとして印象付けることができるのです。

 

そういう意味でイユラ[Barbie]は、任務を忠実に遂行しています。大会出場以外にもさまざまな外部活動を通じて、eスポーツを広める広報大使の役割を充分に果たしているのです。

 

彼女を白い目で見る人もいます。プロゲーマーは成績がよくなければならず、実力で認められる必要があると批判することもできます。正しい指摘です。しかしまだeスポーツが正式なスポーツとして定着していない状況で、eスポーツを広めることは何よりも重要です。イユラ[Barbie]の活動が特別である理由もそのためです。

 

人生を変えたプロゲーマーという職業

初めにイユラ[Barbie]が注目された理由は、彼女の輝かしい経歴のおかげです。有望なサッカー選手であったイユラ[Barbie]は、客室乗務員を経てプロゲーマーになりました。安定した職業を捨ててプロゲーマーに挑戦した彼女の選択は、注目を集めざるを得ませんでした。

BarBie

 しかしイユラ[Barbie]は、プロゲーマーになってからのほうがむしろ幸せなのだそうです。表に見えるものだけが人生の幸せを決める要素ではないということを、彼女は最近実感しているとか。やりたいことをしながら新しいやりがいを見つけていくことは、かつてなかった幸せです。彼女の口元に笑いが絶えない理由もそのためなのです。

 

「毎日が幸せです。今日はどんなことが待っているのかと期待しています。もちろん安定した職業に就いて働くほうが良いともいえますが、毎回退屈な日常の繰り返しにならざるを得ないですよね。今は明日が予測できない生活をしていますが、そういったチャレンジが常に私をワクワクさせてくれます」

 

彼女は自分の人生を根こそぎ揺さぶっているプロゲーマーという職業について、「タマネギ」のようだという表現をしました。一つの挑戦を終えるともうひとつの挑戦が待っていて、退屈している暇がないというのが彼女の説明です。

 

「最初にプロゲーマーになると決心したとき、私の人生がこんなに変わるとは想像もつきませんでした。漠然とプロゲーマーになろうと考えただけでもワクワクしていましたが、今は毎日がときめきであり、挑戦であり、楽しみです。このようなやりがいと楽しみを与えてくれる職業が他にあるでしょうか」

BarBie

安定した収入があるわけではありませんが、イユラ[Barbie]の生活は今までで一番幸せです。プロゲーマーになったおかげで、彼女は新たな夢を抱いています。彼女の人生の夢まで変えたプロゲーマーという職業は、イユラ[Barbie]にとっては単なる職業ではなく、夢そのものなのです。

 

eスポーツからもらった価値ある贈り物

イユラ[Barbie]は、eスポーツを通じて多くのことを得ることができたと感謝しています。毎日、目が覚めるたびに感謝の気持ちで一日を始めるというイユラ[Barbie]。果たして彼女がeスポーツから得たものは何であったが故に、常に感謝の気持ちを忘れないのでしょうか。

 

「もし普通の客室乗務員だったら、私が放送に出演することができたでしょうか。今のように有名になることができたでしょうか。プロゲーマーであったからこそさまざまな活動をすることができ、自分がどれほど放送活動が好きであるか分かりました。私はeスポーツから価値ある贈り物をもらってばかりです」

 

彼女はeスポーツと縁を結んでから、さまざまな分野で活動しています。CFモデルをはじめ放送活動まで、彼女の活動範囲はプロゲーマー以上のものです。イユラ[Barbie]を訪ねて来るのは、果敢なチャレンジと勇気を見せてほしいという注文をしてくるところがほとんどです。eスポーツという枠の中にいる彼女のイメージは、「チャレンジ」と切り離すことができなくなったというわけです。

BarBie

「eスポーツが私に与えてくれた“チャレンジ精神”という贈り物を、どのように活用すべきか悩んでいます。実は最初はプロゲーマーなのに試合をほとんどせずに他の活動のほうが多くなることについて悩みましたが、この活動もプロゲーマーがやらなければならないことであるという結論を下しました。誰かがeスポーツを広めなければならないでしょう。以前、ソジス[ToSsGirL]選手やイムヨファン[SlayerSBoxeR]選手もゲーム以外の活動をたくさんしながら、一般の人々にeスポーツを広めていましたよね」

 

イユラ[Barbie]は、彼女に大きな贈り物をくれたeスポーツのために自分に何ができるか悩み、その答えを見つけたのです。彼女はさまざまな分野で活動しながら、eスポーツを広める広報大使の役割をしたいという夢を語ってくれました。

 

eスポーツを広める中枢的な役割を果たしたい

単に放送活動がしたかったのなら、彼女は芸能事務所のドアを叩いていたでしょう。そしてプロゲーマーとしてデビューした後、芸能事務所のラブコールに応えていたかもしれません。しかしイユラ[Barbie]にとっては、放送よりもeスポーツが先でした。eスポーツ界を離れて放送活動だけをすることは考えてもいません。もし彼女がプロゲーマーをやめれば、放送でも彼女を見ることはできないでしょう。

 

「放送活動が楽しいのではなく、 eスポーツが大好きなのでそれに関連した放送活動をするのが楽しいです。また、他の活動をしながら私のいるeスポーツ界を広めることにもやりがいを感じています。誰に頼まれたわけでもありませんが、今後はeスポーツ広報大使のような役割をしてみたいです」

BarBie

誰かが彼女にeスポーツ広報大使の役割を頼んだわけではありません。また、彼女がそのような気持ちを持っているからといって、誰かが給料をくれるわけでもありません。しかし彼女はeスポーツを広め、その中で自分の仕事にベストを尽くすことが何よりも楽しくて幸せであるといいます。

 

「一般のケーブル放送に出るとしても、私はイユラ[Barbie]として出るのではなくeスポーツに従事しているプロゲーマーとして出演することになります。もし個人的なイユラ[Barbie]として出演してほしいと言われればお断りするでしょう。私はプロゲーマーですから、eスポーツがどういうものか広めるための機会が与えられる放送であれば拒みません。何とかしてeスポーツを一般の人々に広めたいのです」

 

彼女のこのような考えを批難する人もいるかもしれません。彼女の心を疑う可能性もあるでしょう。しかしイユラ[Barbie]は気にしないのです。彼女の心を誰かが分かってくれると信じているからです。イユラ[Barbie]の心がeスポーツを越え、一般人にも通じて一人でもeスポーツに興味を持つようになったら、彼女にはそれ以上望むものはないのです。

BarBie

「女性プロゲーマーであるからこそ、ゲーム以外にもたくさんのことができるのだと思います。その役割を避けずに積極的に行っていくつもりです。さまざまな分野でeスポーツを広める存在になりたいと思っていますので、これからも応援しつつ見守っていてください」

 

[デイリーeスポーツ イソラ記者 sora@dailyesports.com]

リンク

Daily eSports – [HerStory] 이유라 “e스포츠 알리는데 앞장서고파”

Click to comment

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Trending

You May Also Like

Copyright © StarCraft Times. Since 2008.