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StarCraft II

NVIDIA GeForce eSports 2013 StarCraft2部門 会場レポート

GeForce eSports
今年から『GeForce eSports』と名称を変えたNVIDIA主催のゲームフェスティバルが、2013年5月18日(土)、19日(日)の2日間にわたって中国・上海の正大広場で開催されました。StarCraft2部門は韓国のチェビョンヒョン[IM_YoDa]選手、中国の胡翔[iG.MacSed]選手、曹晋輝[iG.Jim]選手、王詡文[Vici.Infi]選手の4名が出場し、熱い戦いを繰り広げました。大会の詳細は告知記事(http://sc-times.net/item/8969)をご覧ください。

 

そして昨年に引き続き、今年もスイニャン(shuiniao)が現地取材を行ってきました。イベント全体のレポートはGAME’S EXPRESSに掲載いたしますので、そちらをご覧ください。Starcraft TimesではStarCraft2部門について詳しくレポートします!

 

開会式

GeForce eSports

今年は事前にメディアパスをいただけたおかげでスムーズに会場入りすることができ、すぐにメインステージ向かって左側の前から2列目の席に案内されました。そこで一番最初に目にしたのが、1列目の席に貼られた「YoDa」「MacSed」の文字。選手の名前を見ただけで、テンションがあがります(笑)。

GeForce eSports

そしてまもなく両選手がやってきて席に座ると、MacSed選手がこちらに気づいて挨拶をしてくれました。MacSed選手とは昨年の同大会で知り合い、この一年間ずっと連絡を取り合っていたのです。むしろ先月LG-IMの試合を2回も取材したにも関わらず、YoDa選手と直接話すのは今回が初めて。せっかくなので、簡単な自己紹介だけしておきました。そして選手たちはそのあとの選手紹介のときにほんの少しステージに上がった以外は、終始座って開会式を見ていました。

 

ベスト4 Jim vs MacSed

試合を見たい方は、以下の動画をご覧ください。実は「Japan Competitive Gaming(JCG)」のまつじゅん氏が現地から配信を行いましたが、連絡がうまくいかなかったようで最初の試合はオブザーバーに入れなかったため、残念ながら日本語配信はありません。

Jim

1セット目はMacSed選手がブリンカーで相手本陣を攻撃し、Jim選手のユニットが全て本陣に上がってくると、今度は坂下をフォースフィールドで封鎖しつつ2ndを落とすのに成功。さらにダークテンプラーでハラスまで入れ、試合を優位に運びます。Jim選手は渾身の力で全ユニットを引き連れて攻撃に出ますが、結局ディフェンスされGG。MacSed選手の勝利となりました。

 

2セット目はJim選手が序盤から果敢に攻め入りますが、MacSed選手はこれを防ぐとすぐさま攻撃に出ます。ここからは1セット目とほぼ同じ展開。坂下をフォースフィールドで封鎖しつつJim選手の2ndを落とした後、自陣への攻撃を上手く防いで勝利。セットスコア2:0でMacSed選手が決勝戦進出を果たしました。

 

ベスト4 YoDa vs Infi

この試合からは日本語配信がありますので、見たい方はそちらをどうぞ。念のため、中国語の動画もリンクしておきます。

YoDa

1セット目、YoDa選手がクローキングバンシーで序盤ハラスに成功し、アドバンテージを築きました。しかしバイキングを生産したInfi選手がタンクの視界確保において優位に立ち、果敢に攻めていきます。このままセンターでの交戦になるかと思いきや、YoDa選手のドロップがInfi選手の本陣へ。その上Infi選手の攻撃をしっかりとディフェンスし、まずはYoDa選手が1勝をあげました。

Infi

2セット目は、Infi選手がYoDa選手の頭を押さえ果敢に攻めていきました。しかしYoDa選手もドロップで反撃を図り続け、3rdにマインを設置すると同時に本陣に入れたドロップがついに刺さると、一気に攻撃に出ます。そのままYoDa選手の勢いを止めることができなかったInfi選手がGG宣言。YoDa選手が決勝戦進出を決めました。

 

試合終了後

選手たちは試合が終わっても、しばらくはメインステージ向かって左側にあるPCエリアで待機していました。中国メディアの方に今なら自由にインタビューしていいですよと言われたのですが、わたしは優勝インタビューしか準備していないうえに聞きたいことを中国語ですらすら言えるほど中国語ができないので、軽く雑談だけして終わるという残念な結果に。むしろYoDa選手なら韓国語で聞けるのでわたしとしては自信があったのですが、どうやら先に帰ってしまったようで姿が見えませんでした。

MacSed

その後中国メディア向けのTVや写真の撮影があるとのことで、わたしもちゃっかり現地メディアにくっついて写真を撮ってきました。そしてこの日はそのまま会場を後にしたのですが、何と会場の外で再び選手たちに遭遇!おかげさまでお互いだいぶ打ち解けてきたようで、彼らと少し雑談したあと帰路につきました。

 

3位決定戦

二日目はお昼過ぎから3位決定戦が行われ、前日の敗北者Jim vs Infi の対戦となりました。

Infi

1セット目は序盤から激しい攻防を繰り広げますが、マローダー中心のユニット構成で攻めに入ったInfi選手が、最後は大量のSCVまで引き連れて攻め切り勝利。2セット目は1セットを取っているInfi選手が前線にバラックとファクトリーを建設し、マインとヘリオンで攻めに行きますがあまり成果を上げられません。逆にJim選手がオラクルハラスでInfi選手のSCVを大量に落とすと、流れは一気に傾きそのままJim選手が勝利。勝負は最終セットに持ち込まれました。

運命の3セット目、Infi選手は即2ndから守りを固めつつ、ドロップで攻撃を開始。Jim選手も負けじと攻撃に出ますが、Infi選手の守りが堅く逆に多くのユニットを失ってしまいます。さらに最後の望みの綱であったコロッサスまで落とされGG宣言。接戦を制したInfi選手が3位の座につきました。

 

決勝戦

引き続き決勝戦が行われ、前日の勝者であるMacSed vs YoDaの中韓対決となりました。残念ながらこちらも日本語配信はなかったようで、中国語動画のリンクのみ貼っておきます。

MacSed

1セット目、MacSed選手はオラクルハラスを狙いますが、YoDa選手はこれを完璧にディフェンスします。その後一旦はYoDa選手の攻撃を防いだMacSed選手でしたが、YoDa選手のユニット補充が早く、二度目の攻撃に耐えきれずGG。まずはYoDa選手が1セットを取りました。

YoDa

2セット目はMacSed選手がイモータルやハイテンプラーを駆使して果敢に攻め込みますが、YoDa選手の守りが固く、突破することができません。ユニットのたまったYoDa選手が満を持して攻撃に出ると、もう止まらない。そのまま押し切って見事勝利となりました。これにより、セットスコア2:0でYoDa選手の優勝が決まりました。

 

優勝インタビュー

試合終了後、メディアルームにて別途Yoda選手のインタビューが行われました。このときのインタビューの内容は、別途掲載となっていますのでそちらからお楽しみください。

YoDa

余談ですが、偶然YoDa選手の中国人女性ファンに遭遇したので、今からインタビューが行われる旨を話して見に来るよう誘ってみました。ちょうどメディアルームはガラス張りで、中の様子を外から見ることができるのです。彼女はガラス越しにボードを掲げながらインタビューの様子を見ていましたが、その後NVIDIAの方の目に留まったのか中に入れてもらい、YoDa選手のサインと2ショット写真までゲットして帰っていきました。これはわたしも、何だか自分のことのように嬉しかったです。

 

表彰式

GeForce eSports

他種目の試合が長引き、予定よりもかなり遅い23時ごろに表彰式が行われました。直前まで行われていたLOLの試合の熱気がさめやらぬ中、会場はメディアと観衆でごった返していて、写真を撮るのもひと苦労でした。MacSed選手は他の番組に出演するため、残念ながら表彰式は欠席。優勝のYoDa選手と準優勝のMacSed選手の代理の方と3位のInfi選手がステージに上がり、賞金とトロフィーを受け取りました。こうして二日間にわたる大イベントは大盛況で幕を閉じました。

 

観戦を終えて

MacSed

昨年わたしは中国SC2界に対してほとんど無知な状態で現地へ赴き、中国選手の実力の高さと中国人ファンの盛り上がりに完全に魅了されて帰って来ました。そしてこの一年で中国SC2界を熱心に追いかけ、現地メディアや選手らともネット上で交流を図ってきたのですが、今年はそれらの知識と人脈を取材にフルに生かすことができたようで、とても嬉しく思っています。また、大好きな選手の試合を生で見ることができ、本当に楽しかったです。最後に、今年もイベントに招待していただき現地で色々とお世話してくださったNVIDIAの皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました!

 

 

写真・文責:shuiniao(スイニャン) @ 水長 浩美 / Hiromi Mizunaga
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