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StarCraft II

5名のトッププレイヤーが集結!第3回eスポーツJAPAN CUP観戦レポート


9月15日(土)16日(日)の二日間にかけて東京・渋谷区に位置する原宿クエストホールにて、『第3回eスポーツJAPAN CUP』が開催されました。私shuiniao(スイニャン)が今回も会場で観戦してまいりましたので、ここでSC2部門に関するレポートをお送りいたします。

会場の様子


前回と同じ場所ということもありホール内はあまり変わっていませんでしたが、大きく変わっていたのはロビーです。まず入口近くに競技席が別途設置されており、より多くの試合数を効率的に消化すると同時に来場客が選手のプレイ画面や手の動きを間近で見ることができるというステージとはひと味違った観戦方式が実現していました。

さらに奥にはLGシネマ3Dの体験コーナーが設置され、来場客がさまざまなゲームを自由に体験できるようになっており、こちらもかなり賑わっていました。

開会式

大会は前回同様StarCraft2部門、FIFA12部門、鉄拳6の女性部門と男性部門の3種目4部門で総合優勝を競いましたが、今回は既存のNaturals HOKKAIDO(左上段)、e-DOGS Chiba(右上段)、東京ストロベリーフィールズ(左中段)、GAMES okinawa(右中段)に加えTODA CYCOLOTIX(左下段)が初参戦し、国内プロリーグ発足に向けてまた新たな一歩を踏み出したと言えるでしょう。



大会一日目

参加チームが1チーム増えたため今回からは5名の選手が戦うことになり、試合方式も予選として総当たり戦を行い上位2名の選手が決勝戦を戦うという形に変更されていました。出場選手は北橋政伸[vaisravana](Z)-Naturals HOKKAIDO、小池光 [kurOa](P)-e-DOGS Chiba、楠本翔 [nazomen](P)-東京ストロベリーフィールズ、西村直紘[TypePSiArc](T)-GAMES okinawa、萩原高明[CriMsoN](P)-TODA CYCOLOTIXの5名、実況はmatsujun氏、解説はharuno氏、審判HOUKOU氏とYukichan氏で試合が行われました。

最初のマッチアップはnazomen(P) vs kurOa(P)のプロトスミラーです。< Daybreak >で行われた1セット目、何とkurOa選手がキャノンラッシュを仕掛け、これを防ぎきれなかったnazomen選手が早々にGG宣言するという波乱の幕開けとなりました。続く2セット目は< Cloud Kingdom >。今度はnazomen選手がkurOa選手の本陣に2ゲートウェイを建てる奇策で勝負に出ますが、kurOa選手が早めにこれに気づいて防御に成功し見事勝利!セットスコア2:0でkurOa選手の勝利となりました。


なお試合が予定より早く終わったため、急遽vaisravana(Z) vs CriMsoN(P)の2セット目と3セット目も途中まで配信されていました。その後ロビーに設置された競技席でvaisravana(Z) vs CriMsoN(P)の3セット目が行われ、結局セットスコア2:1でvaisravana選手の勝利となりました。その他の試合結果はこちらからご確認ください。

大会二日目



この日最初のマッチアップはCriMsoN(P) vs PSiArc(T)の戦いです。< Cloud Kingdom >で行われた1セット目、PSiArc選手はマリーン・マローダー・メディバックを準備しプレッシャーをかけ続けます。CriMsoN選手はセントリー・ストーカー・コロッサス・アーコンを総動員してディフェンスを図りますが、結局3rdベースに踏み込まれGG宣言。まずはPSiArc選手が1勝します。続く2セット目は< DayBreak >。PSiArc選手は再びマリーン・マローダー・メディバックでプレッシャーをかけ続け、さらにバイキングやゴーストまで動員し一気に攻め込みます。CriMsoN選手も必死にディフェンスをしましたが、突破され万事休す。セットスコア0-2でPSiArc選手の勝利となりました。
その後ロビーに設置された競技席で残り全ての試合が行われ、予選順位1位のkurOa選手と2位のnazomen選手が決勝戦進出となりました。その他の試合結果はこちらからご確認いただけます。

決勝戦1セット目は< Entombed Valley >での対戦となりました。nazomen選手がジーロットとブリンク開発済みのストーカー、そしてアーコンを引き連れたプッシュを決め、攻撃ユニットを失いワーカーも狩られたkurOa選手がGG宣言。まずはnazomen選手が機先を制します。続く2セット目は< Daybreak >。後がなくなったkurOa選手ですが、ここで大胆にキャノンラッシュフェイクを仕掛けます。その後もnazomen選手の偵察をカットするなど冷静に試合を進め、最後は4ゲートウェイをきっちり決めてkurOa選手が取り返します。セットスコア1:1で迎えた3セット目。最後の戦場となった< Angita Shipyard >で今度はnazomen選手が4ゲートウェイラッシュを仕掛けていきましたが、kurOa選手が見事にこれを返します。さらにイモータル・コロッサスを揃えたkurOa選手が攻めに入りnazomen選手も必死にディフェンスしますが耐え切れずGG!kurOa選手が見事優勝を果たしました。

優勝者インタビュー


優勝の瞬間にガッツポーズを取り、ステージ上でも感極まり目頭を熱くしていたkurOa選手。ステージ脇のインタビューエリアでも、興奮覚めやらぬといった雰囲気で優勝の喜びを語っていました。

閉会式


ここで待望の総合順位の発表です。SC2と鉄拳男女の3部門で優勝を果たしたe-DOGS Chibaが念願の初優勝を果たしました。その後スポンサーであるLGエレクトロニクスジャパン株式会社の李起旭氏とeスポーツJAPAN CUP大会委員長の筧誠一郎氏の挨拶に続き、もはや恒例となったステージ上の記念撮影をもって大会が締めくくられました。

観戦を終えて


試合方式が総当たり予選を経て決勝戦という形に変更されたことにより、非常に見ごたえのある大会に大変身していた点がとてもよかったと思います。会場へも前回より多くのSC2ファンが詰めかけました。しかしながらステージ以外で行われた試合配信が全くなく、しかもステージ上で行われた試合の配信も時間の都合上途中で切られてしまったことから、コアな配信観戦者にとっては若干不満の残る大会となったようです。ただ前回と比べ今回は実にさまざまな面で改善が施されていましたし、個人的には今後さらに良い大会になっていくのではなかろうかという手ごたえも充分感じられたので、次回に大いに期待したいと思います。
写真:shuiniao(スイニャン)、最後の一枚は末弘努氏(e-Sports SQUARE店長)にご提供いただきました。
文責:shuiniao(スイニャン) @ 水長 浩美 / Hiromi Mizunaga

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