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【現地取材】2012 Hot6 GSL Season1 決勝戦 DRG vs Genius

完全に今更ですが、2012年3月3日にソウルのガンナムに位置するSETECで行われた『2012 GSL Season1』決勝戦を、現地で観戦してきましたのでまとめてみます。

gsl final

長い戦いの末、決勝の地に立ったのはパクスホ[DongRaeGu]選手とチョンミンス[Genius]選手、ともにチームMVP所属のチームキルとなった。

Micro/Macroともに高い水準を持つ2名の決勝には、開場前から長蛇の列ができ、SETEC前は一足早く熱気に包まれました。ヘッドスポンサーであるロッテ系列のHot6からは「Hot6 エナジードリンク」3000本が無料提供され、事前に用意されていた1500席の客席は瞬殺、スタッフが慌ただしく追加の椅子を用意していました。最終的には2000来場者を超えて、立ち見スペースも人の波で埋め尽くされる大盛況の状態から選手入場。




試合のほうは、両選手ともにラッシュオーダーとマクロオーダーを巧みに使い分け、Zerg vs Protossらしさを存分に見せ会場を盛り上げた。

韓国スタークラフトシーンの移り変わり

今回は、StarCraft Timesで、そしておそらく日本のメディアで初めてのGSL決勝現地取材だったということも踏まえて、14年近く続く韓国スタークラフトシーンにおける変化に焦点を当ててまとめてみたいと思います。





私は過去、韓国最大規模で何年にも渡り開催されてきた「Star ProLeague」の決勝戦へ訪れたことがあるが「まぁ、正直スタクラ2であの規模は数年先でしょう」ぐらいの認識でした。それほどまでに StarCraft: BroodWar のプロリーグ決勝戦は大規模なものだった。今回のGSL決勝がそれを超える規模だったかと聞かれると、答えはNOである。がしかし、数年先まで対抗できないかと言うと、そうではないかもしれないと認識が変わりました。会場の規模、来場者数、どれもがプロリーグに及ばないが、その熱気は本物だったと断言できます。

さらに大きな違いとして、元来韓国のプロリーグ人気は、日本では想像できないが「若い女の子たち」が支えてきたものだった。どのタイミングでプロリーグやスターリーグに足を運んでも、黄色い声援を聞かないことはなかった。





今回のGSL決勝では、過半数を「若い男の子たち」が占めており、欧米の若者が多く見られた。前述のプロリーグなどは、StarCraft: BroodWar の爆発的な社会現象から、既に文化として根付いており、多くの「非ゲーマー」が会場に足を運ぶのに対して、StarCraft II のそれは「現役ゲーマー」によって支えられている裏付けとなる。

スタークラフトブランドは統一されるのか

StarCraft II登場以降も、規模を縮小しながらも根強い人気を誇る「StarCraft: BroodWar」ですが、KeSPAを中心とした運営体制は、BlizzardとKeSPAが一定の和解を発表したことにより、スタークラフトブランドの統合運営が噂されています。これにより「StarCraft II」及び「GOM TV」が開拓に成功した新規ファンに加えて、旧来のオールドファンが同じ方向を向くこととなれば、韓国e-Sports界は再び全盛期に返り咲く可能性すらも感じられる。タイトル間の壁はもちろん存在するが、市場成長の伸びしろは大いに感じられる。



取材日からかなりの日数が経過していますが、SC1・SC2ともに読者プレゼントを用意しております!詳細については後日発表いたしますのでお楽しみに。

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