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SC2でもプロゲーマーによる不正が発生、KeSPAの行なっていた管理は必要不可欠なのか

11月の出来事ですが、チェジョンファン[CoCa]選手とピョンヒョヌ[Byun]選手が出場していた『ESV Korean Weekly』で問題は発生した。元チームメイトである両選手はBo3で対決することとなり、チェジョンファン[CoCa]選手が1本リードで、2本目もまさに勝利しようとしていた。
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事実上ストレート負けであることに関して両選手は簡単なチャットを交わし、勝ちあがるはずのチェジョンファン[CoCa]選手は、ピョンヒョヌ[Byun]選手の要望を了承し、なんと試合から退出。その後の3戦目では本来であれば敗退しているピョンヒョヌ[Byun]選手が勝利している。実は『ESV Korean Weekly』では上位者にCode-Aのシード権が付与されるが、既にCode-S所属であったチェジョンファン[CoCa]選手はこれを必要としない。つまり談合によって虚偽の試合結果をでっち上げたということだ。


試合中のチャットログからこの事実が発覚し、チェジョンファン[CoCa]選手の所属するSlayersチームから、イムヨファン[BoxeR]選手とキムガヨン[Jessica]マネージャーが即座に謝罪と処分を発表した。これによりチェジョンファン[CoCa]選手はチームハウスでの練習と全トーナメントの出場を禁止され、この措置はチームが彼の更生を認めるまで続くとした。
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ピョンヒョヌ[Byun]選手もPrimeチームの判断により、全てのトーナメントに出場することを禁止され、同じくチームが彼の更生を認めるまで続くこととなった。しかし、Primeチーム宿舎での練習は引き続き行うとした。

KeSPAによる管理は必要なのか

みなさんご存知の通り、SC1プロリーグは再開され、SC1プロチームの2導入まで囁かれています。過去に当サイトで幾度と無く報道したKeSPAとBlizzardによる知的財産権騒動は、後にKeSPA側がBlizzard社にタイトル利用料を支払うという形で解決をみました。
KeSPA及び韓国ゲーム放送局は、世界で初めてe-SportsリーグのTV放送に成功し、韓国内だけで世界最高規模のe-Sports市場をゼロから創り上げた。そんな各社の管理体制でも、八百長賭博問題としてe-Sportsの歴史に黒い影を落とすこともあった。
不正行為に大小をつけるのは間違いかもしれないが、今回の談合事件は明らかに軽い気持ちでの不正だといえるのではないだろうか。この程度の問題であれば、KeSPA管理下のプロゲーマーに義務付けられている素養教育や、プロチームに義務付けられている管理監督で防げたのではないだろうか。

GRETECHとBlizzardのオープン路線

KeSPAが事実上全てを管理していたSC1時代は、知的財産権こそ大きな問題となったものの、概ね国内外からの評価は高かったと感じます。筆者としても長らく見てきた韓国プロゲーミングの成り立ちと繁栄は、KeSPAと放送局の運営が適切であったからこそと判断しています。GRETECHとBlizzardによるオープン路線は韓国外の発展に大きく貢献しただろうが、KeSPAと同じとは言わずとも出場チームの管理などは、もう少し強化する必要があるのかもしれない。今後の対応と行く末が注目される。

リンク

GosuGamers.net – Coca and Byun punished for match fixing
TeamLiquid.net – SlayersCoca forfeits his Code S spot

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