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StarCraft II

いまさらすぎる『BlizzCon 2011』流し読み

いつも通り遅すぎる更新で酷いものですが、一応スタクラ専門サイトである義務感から『BlizzCon 2011』の簡単なおさらいをやっておこうかと思います。

Heart of the Swarm


もうこれより以下の情報は皆さんご存知なのでトレイラーだけ観直してブラウザ閉じていただくのもアリだとは思います。

我々は常に最小の変化で最適を目指したい

David Kimの言葉通り最新のメジャーパッチ<1.4.0>ではImmortalの細かな上方修正により、Protossの継線能力上昇を狙っている。さらにHeart of the Swarmの新要素発表を前にして「例え全てのe-Sports団体がHeart of the Swarmを採用したとしても、我々はWings of Libertyを最善の状態に保つことを忘れない」という発言も飛び出した。つまり三部作が揃おうとも、どれを選択するかは利用者に委ねられるということだ。意味は分かるのだが、それによる世界の選択がどうなるかは想像がつきそうもない。
興味深い前振りの後に発表された新ユニットは、予想以上に多かった。既にα版ではMothershipやCarrierが削除されているようで、追加の数に比例して削除されるユニットも多数出てくるのではないだろうか。以下に簡単な概要を記載するが、皆さんご存知の通りこれは「現時点での情報」であることにご注意を。

Tempest

tempest
非常にプロトスらしいデザインのTempestは、スプラッシュ型対空攻撃と通常対地攻撃を使い分ける航空ユニットだ。生産にはFleet Beaconが必要とされるが、ある程度の数を出して運用する前提のユニットであることから、試合後半でのマスMutaliskなどへの解答となりそうだ。

Oracle

oracle
OracleはProtossの新たなスペルキャスター。資源採取を停止させるスペル、相手の建物の視界と生産状況を把握するスペル、さらに対象の建物を完全に停止させ与ダメージと被ダメージを完全に無効化するスペルを有している。非常に使い勝手が良いスキルが揃っていることから、Protossのキーユニットとなりそうだ。

Replicant

replicant
こちらもProtossのスペルキャスターだが通常攻撃能力は全く持たないようだ。Massive属性を持たず視界内に存在するあらゆるユニットへと変異が可能で、アップグレード情報も受け継ぐという壊れユニット。これにより対戦相手の出す「ゲームを決める力を持つユニット」がコピーされる恐れがあるためリードデザイナーであるDustin Browderも「feedbackを注意深く研究し、慎重に調整する必要がある」と付け加えている。

Battle Hellion

battlehellion
そしてこちらは現時点でも猛威を振るっているTerranのHellionが、その機動性と引き換えに基礎戦闘能力がアップのための変形機構を獲得するという高度なアメリカンジョーク。この汎用性を考えるとHellion生産にガスが要求されるのではないだろうか、いやされてくれ。

Warhound

warhound
対空の守護神として日夜頑張っているThorが、より強力になって上の立場に行く予定があるようで、その穴を埋めるのがTerranの新ユニットWarhoundのようだ。対空ユニットの要となるようだが、お気づきの方も多いようにポストGoliath(スタークラフト1におけるTerranの代表的地対空ユニット)そのままのようだ。どうせならGoliathのデザインを受け継いで欲しかったが、今後の調整に期待したい。

Shredder

shredder
こちらはTerranのユニークな新ユニットで、エリア内に味方ユニットがいない(他のShredderは可能なようだ)という条件付きだが、毎秒20ダメージもの強力なエリア攻撃により高いマップコントロール能力を持つ。マクロ展開を狙うオーダーのディフェンスや、少数でのハラスなどに活用すると文面よりも圧倒的に凶悪なユニットになるのではないだろうか。

Swarm Host

swarmhost
こちらはZergの特殊ユニット。本体は大した戦闘力を持たないが、地中にburrowすることによって延々とbroodlingのようなものを生み出し続けるようだ。プレッシャー要素や壁、さらにはハラスなど用途は広そうだが、実用にはスキルが必要となりそうだ。

Viper

viper
このZergのスペルキャスターは非常に強力なスペルを持っており、なんといっても目玉はStarCraft: BroodWar(スタークラフト)でお馴染みのDark Swarmのようなスペルだ。効果範囲内の全地上ユニットの射程を1に低下させ、エネルギーを消費するあらゆるスペルを無効化する。
Abductと呼ばれるスペルは、トレーラーでも見られるように対象のユニットを自らの足元まで引っ張り出す変則的なスペルで、もしも中盤でViperが出ることなどがあればゲームを決めるパワーがありそうだ。そして最後のスペルは、Massiveタイプを除いた対象の味方ユニットにディテクト機能を付与するというもの。俗に言うOL狩りへの解答となるだろう。

Ultralisk

ultralisk
新ユニットではないが、度重なる引き撃ちにBlizzardも心が打たれたのか、Ultraliskにburrow chargeが与えられた。これはそのまま名前通り、地中に潜って急接近することにより相手との間合いを一瞬で詰める、zealot譲りの能力だ。
その他にもbanelingなど既存ユニットへの変更も多数発表されているのだが、見ての通り新ユニットはスペルキャスター揃いだ。筆者が思うに相当数のユニットが第二部で姿を消すか、またはこれら新ユニットの多くは発売前に減らされるかもしれない。仮にこのまま実装されるとなると、能力調整次第だがキャスター揃いの別ゲームへと変化しそうだ。

Blizzard Arcadeとは

arcade
『WarCraft III(ウォークラフト3)』で一大ムーブメントを生み出したMOD「Defense of the Ancients」など、新たなジャンルを生み出してしまうほどのBlizzad MODシステムですが、それをより楽しみやすくする目的で開発されているのが『Blizzard Arcade』だ。
Heart of the Swarmに組み込まれる予定の同システムですが、パッチによりWings of Libertyへの実装も発表されている。これにより人気MODが、ある種apple storeのような形で提供される環境が作られるようで、さらにMOD製作者はBattleNet上で有料販売を行うことも可能となるようだ。これについては以前から発表されていたが、かなり形になってきているということだろう。このシステムが実現すれば、いまより速いスピードでどんどんMODが開発され、RTSを購入したのに全ジャンルのゲームをプレイ出来る日も近いですね。

リンク

GosuGamers.net – BlizzCon: A look at the new HotS units and the multiplayer aspect
4Gamer.net – 「StarCraft II: Heart of the Swarm」の新情報がBlizzConで公開,MODに簡単にアクセスできる新たなサービス「Blizzard Arcade」が発表

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