先月下旬、今年開催される『World Cyber Games』(以下WCG)において、知的財産権の問題から韓国企業が主導するWCGにおいて Blizzard Entertainment 社の製品が採用されないのではないかという噂が飛び交った。そのこともあり公式タイトルの発表が待ち望まれていたWCG2011だが、今月上旬に発表されたラインナップを見て StarCraft 界に衝撃が走りました。開催以来皆勤となっていた『StarCraft: BroodWar』の名前はなく、『StarCraft II: Wings of Liberty』が新タイトルとして採用されている。なお今年の開催国は韓国であることがアナウンスされている。
WCG 2011 公式タイトル
格闘ゲーム
- 鉄拳6
FPS
- Counter-Strike
- Crossfire
- Special Force
MMORPG
- World of Warcraft: Cataclysm
RTS
- League of Legends
- StarCraft II: Wings of Liberty
- WarCraft III: The Frozen Throne
Sports
- FIFA 11
他にもFPS部門では韓国ならではのラインナップとなっており、MMORPG部門において史上最高のMMOと称される『World of Warcraft』が初登場している。近年カジュアルゲーマーにもコアゲーマーにも親しまれているDotA系ラインナップからは『League of Legends』が初登場、今年も採用タイトルに大きな変化が見られる。
なお、現時点ではいずれのタイトルにおいても日本予選はアナウンスされていません。今後の発表に期待です。
果たしてSC2はSC1の代役に相応しいのか?
もちろん現時点で判明しているタイトルが全てではなく、ここに追加、あるいは削除される可能性は十分に残っている。だが果たして『StarCraft II: Wings of Liberty』は『StarCraft: BroodWar』の代役として本当に相応しいのだろうか?SC2の発売から半年以上が経過しWCG2011開催時期には1年が経過するだろう。Blizzardは疑う余地なく世界で最高のRTS制作技術を有しており、短期間ながらも素晴らしいバランス修正を重ねている。だが果たしてそれはSC1を超えるものだろうか?個人的な答えはNOだ。まだ『入れ替え』を行うには時期早々すぎるのではないだろうか、知的財産権の争いなど多くの障害は残るだろうが今後の発表で並行採用となることを期待したい。
リンク
WCG Official Website – ソース