皆様、大変お待たせしました!2月26日(土)、東京・代々木に位置するネットカフェ・ワイプ代々木北口駅前店にて行われた『Razer SC2 Tournament』の模様を、Starcraft Timesのshuiniao(スイニャン)が取材してまいりました。会場が暗かったのと、取材用のカメラが準備できずわたしのデジカメで撮影したため、写真の画質があまりよくありませんがご了承ください。
開始前
まだ誰もいない選手席
11時すぎに会場に到着すると、入口でいきなり選手受付待ちのnazomen選手とkurOa選手のWCG日本代表コンビに遭遇。早くもグッドゲームの予感で胸を躍らせつつ観客席へ。すでに数名の観客が集まっており、奥の方に実況のmatsujinさんと解説のHOUKOUさんの姿を発見。着々と配信の準備が進められていました。
実況のmatsujunさん(左)と解説のHOUKOUさん(右)
観客席で待機する選手たち
開会式
いよいよ開会式がスタート。関係者の方々のあいさつに続き、選手の自己紹介が行われました。
自慢のザーグTシャツを披露しつつ「種族はプロトスです」というジョークで会場を笑いの渦に巻き込んだikdsk選手や、「スタクラ苦手です」と言って会場を沸かせたマスターリーグのSkeith選手のあいさつなどで、会場はなごやかな雰囲気に。
しかしPixtar選手の「オフライン大会は初めてで緊張しています」というがっしりした体格とのギャップを感じさせるコメントや、Cherry選手の「早めに観戦勢に回りたいと思います」という究極の謙遜コメントなども飛び出し、選手らは全体的に控えめな様子でした。
しかしその間逆を行ったのがkurOa選手。「京都から5万円を狙いに来たSorrowRushを許しません」と早くも名指しで宣戦布告!このとき会場は一気に盛り上がりを見せました。
他にも「ゴールドだけどがんばります」と意気込みを語ったKENKEN選手や、日本語であいさつした台湾のSorrowRush選手やアメリカのMeatleg選手にも大きな拍手がおくられました。
予選グループリーグ
◆Group 1
棄権 |
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SorrowRush(P) |
ikdsk(Z) |
syakainogomi(Z) |
Admin(?) |
◆Group 2
棄権 |
|||
Kgtekito(P) |
Maa(P) |
Pixtar(T) |
tm124(Z) |
◆Group 3
棄権 |
|||
shadowglitch(P) |
vaisravana(Z) |
sangorira(Z) |
roadofhope(?) |
◆Group 4
nemuke(T) |
Skeith(Z) |
KENKEN(T) |
nazomen(P) |
◆Group 5
Cherry(Z) |
LAPACK(P) |
Masatosi(P) |
kurOa(Z) |
◆Group 6
写真未入手 |
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hahaha121(T) |
gold_hunter(?) |
Hresve1gr(P) |
Meatleg(Z) |
いよいよGroup1~3の予選グループリーグが一斉にスタート。各グループの上位2名が決勝トーナメント進出となります。一番最初に配信されたのはPixtar(T) vs Maa(P) のKQNチームキル。マスターリーグの実力を発揮したPixtar選手が安定したプレイでまずは1勝を収めました。続いて配信されたsyakainogomi(Z) vs ikdsk(Z) では、実況のmatsujunさんが「社会の窓選手」とID間違えてしまうハプニングで、会場は笑いの渦に。これもオフラインの醍醐味です。手に汗握る一進一退の攻防を制したのはikdsk選手でした。
順調に進んでいるかに見えた予選でしたが、1名の棄権により3名で行われたGroup 3 が三つどもえの接戦で再試合に。Group 3 の決着がつかぬまま、Group 4 とGroup 5 の試合に突入しました。
Group 4 は国際大会の経験豊富なnemuke選手とSJCグラチャンリーガーのSkeith選手、そして国際大会の経験もあるSJCグラチャンリーガーのnazomen選手という3名が同じグループとなったまさに死のグループ。この犠牲者となったのが、わざわざ大阪から駆け付けたnazomen選手でした。ちなみにこのグループで3敗で敗退となったKENKEN選手は「有名選手たちと対戦できて、とても良い思い出になりました」とのコメントを残し、参加することの意義を感じさせました。
(左から)nazomen選手、nemuke選手、Skeith選手
そして最後に行われたGroup 6 の2名の進出者が決まり、予選は無事終了。決勝トーナメント進出は以下の12名に決定しました。
決勝トーナメント進出者名簿
◆Group 1 1位:SorrowRush(P) 2位:ikdsk(Z)
◆Group 2 1位:Pixtar(T) 2位:tm124(Z)
◆Group 3 1位:vaisravana(Z) 2位:sangorira(Z)
◆Group 4 1位:Skeith(Z) 2位:nemuke(T)
◆Group 5 1位:kurOa(Z) 2位:Cherry(Z)
◆Group 6 1位:Hresve1gr(P) 2位:hahaha121(T)
観戦勢レポート
この日一体どんな人たちが見に来ていたのか、試合の合間に観戦勢の調査もしてみました。
するとmatsujunファンの多いこと!生matsujun見たさに会場を訪れた人がかなりの人数に達しており、さすがの貫録といった感じでしょうか。そして会場で目立っていたのは、一番前の席を陣取り試合を見守る子供観戦者。配信でも話題になりましたが、ももたろう君という小学3年生のSC2プレイヤーでした!将来RTSで日本一になって、海の向こうの鬼退治をガンガンしてもらいたいものですね。
SC2プレイヤーももたろう君とお父さん
また女性観戦者の姿もちらほら。いずれもSC2プレイヤーで、大会出場選手のファンでもあるとか。他にも特定の選手のファンという人が複数見られ、ゲームが上手いとスターになれるという構図がそろそろ日本にもできあがってきている模様です。またありがたいことにStarcraft Timesの読者の方々ともたくさん出会い、わたしに握手を求めてきた方もいらっしゃいました。読者の皆様いつもありがとうございます。そしてパソコンの前のあなたもいつかオフライン会場でスイニャンと握手!
(後編につづく)