『StarCraft II』リードデザイナーである Dustin Browder 氏は、BattleNetのフォーラム上で1v1におけるバランスを語り、次期バランス調整パッチに関して詳細を述べた。
Browder 氏の出した North America サーバーの追跡データでは、各種族の勝率に劇的な差は見られなかったものの、Zergプレイヤーの少なさが目立つ結果となっていた。しかし彼の声明によると数値的な部分で今回のプランが浮上したわけではないという。Zerg強化が主な焦点になると明かされた次期パッチの決定打は「コミュニティからのフィードバック」と「自社で実演調査した結果」によるものだと明言。
公開された次期バランス調整パッチの現時点での計画は以下のようになっています。
– roachの射程強化。これにより数が増えたローチ集団の強化が実現し、中盤から終盤にかけてZergの戦術的手札を増やす。
– Fungal Growthの効果中はBlinkの発動が不可となる。これにより数が膨れ上がったStalkerの集団に対して対抗する術を持つ。
– Barracksの建設条件にSupply Depotを追加する。これにより序盤のReaperラッシュを抑制する。
– reaperのスピードアップ研究条件にFactoryを追加する。これによりチーム戦で主に猛威を振るっているreaperラッシュを抑制する。
– Zergの建造物全般に対して耐久力の増加を実施する。これによりZergの各種建造物が壊れにくくなる。バランスに対して劇的な効果があるわけではないが、現在の数値は低すぎると判断した。
Reaperに関しての修正が複数入っているが、Barracksの建設条件などは非常に興味深い変更だ。さらにroachの射程強化は、上昇値こそ明らかとなっていないものの基本スペックとしては決して低くないroachがどれほどのものになるか気になるところです。
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Battle.net – ソース