2010年9月30日から10月3日(現地時間)にかけてアメリカのロサンゼルスで行われた『World Cyber Games 2010』は、韓国が3年連続で総合優勝、日本は10位という結果で閉幕した。
注目の『StarCraft: BroodWar』部門では、準決勝でイヨンホ[Flash]選手とイジェドン[Jaedong]選手がまたも衝突。相変わらず異次元のプレイングを見せてくれた両者だが、昨シーズンのOSL・MSLと同じくイヨンホ[Flash]選手が非常に安定したマクロを発揮して2勝1敗で決勝へと進出。その後は決勝で同じく韓国代表のキムグヒョン[Kal]選手を倒して見事優勝。なんとイヨンホ[Flash]選手は今年、OSL・MSL・プロリーグ・WCGとほぼ全てのメジャー大会で優勝するという桁違いの強さを見せつけた。
日本代表として参戦した小池光[kurOa]選手と楠本翔[nazomen]選手ですが、残念ながら予選全敗で敗退。この経験を今後どう活かしてくれるのか、日本のファンが何を思ったのか、気になるところです。
一方で同じく日本代表のあお選手とほんだ選手が出場した『鉄拳6』部門ですが、「鉄拳は韓国が強い」の噂通り韓国代表のKnee選手が見事優勝。あお選手は予選でKnee選手を僅差で下しましたが、決勝では惜しくも破れてしまい銀メダル。ほんだ選手もきっちり銅メダルを獲得し、金メダルこそ逃したものの格闘ゲーム大国日本の存在感を示した。
さらに総合優勝の韓国は『WarCraft III』部門でもReMinD選手が金メダルを獲得。意外なことにWCGの『WarCraft III』部門で韓国が金メダルを獲得するのは今回が初めてということだ。
少なくとも『StarCraft: BroodWar』部門のリプレイファイルは、WCGの発表によると2週間ほどで用意できるということで、気になる方は公式サイトをチェックしてみてください。
日本代表として闘い抜いた4名の選手の方々、日本代表出場のため頑張っていただいた企業や関係者の方々、お疲れさまでした。格闘ゲーム界隈の力もあり結果は決して悪くないので、どんどんWCGの注目度が上がっていくと良いですね。
詳しい結果は各種リンク先でどうぞ。