『StarCraft: BroodWar』ではKeSPAとの利権問題により涙をのんだ『Gretech GomTV』ですが、新たに『Blizzard Entertainment』を味方につけて復活です。
8月5日、『Gretech GomTV』は『Global StarCraft II League』(以下、GSL)の開催を発表しました。グローバルというその名の通り世界中のプレイヤーが月間で開催されるトーナメントに出場可能、韓国だけでなく世界に向けて行われるGomTVによるブロードキャストが最大の売りとなっている。
『GSL』はオープン形式なリーグからスタートして、賞金総額2億ウォン(約1500万円)もの大規模なイベントとなる予定だ。週に5日のライブ放送が予定されており、現存する『StarCraft: BroodWar』のリーグと比べて速いペースで試合が進んでいくものとみられる。GomTV e-Sports 部門代表のオジョヤン氏は「前作のリーグがいくつも並行して開催しており、選手のスケジュールを圧迫していた問題を、シンプルなリーグにすることで解決。しかし試合数自体は維持することによりファンを退屈させることはないでしょう。選手に関しては、特別な機関やチームに所属する必要はなく、月間トーナメントで戦い抜くだけの実力を保有していれば世界中から参加可能だ。来年度のGSL2011は今回の成績を考慮して各リーグに選手が振り分けられるだろう。」と発言。10年以上続く韓国e-Sportsのノウハウを活かしつつも、その欠点を補う工夫がみられる。
スケジュール
8月10日から22日まで選手登録期間が設けられており、28日のオフライン予選を突破した選手が9月4日から開催されるベスト64への参加資格を獲得する。決勝戦は10月2日に予定されており、ベスト64以降全ての試合はGomTVにより世界へとブロードキャストされる予定だ。
GSL2010賞金
- 優勝者 – 1億ウォン
- 準優勝者 – 3千万ウォン
- 3位入賞者 – 1千万ウォン
- 4位入賞者 – 4百万ウォン
その他各ラウンド進出者にも賞金が贈られる予定だ。
インターナショナル?近いうちBNに修正か
さて、グローバルな大会ということだが皆さんご存知の通り『StarCraft II: Wings of Liberty』にはサーバーを超えて交流が出来ないという仕様があり、度々問題とされてきた。しかし今大会のメインスポンサーが『Blizzard Entertainment』だということを考えると、9月前後のタイミングで『Battle.Net』になにか修正がくるのかもしれない。というのも現時点で「SEAサーバーとUSサーバーは近いうちに統合される」という噂が出ており、これを修正しないかぎり今回のようなインターナショナル大会で不都合が出るのは誰の目にも明らかだ。このあたりにも注目しておきたい。
韓国e-Sportsだけでなく、IT革命にも多大なる影響を与えた『StarCraft: BroodWar』とそのプロリーグだが、『GSL』は新たな台風の目になることが出来るのでしょうか。注目です。
deadly
2010年8月12日 at 7:43 PM
す、すげえ
またテイストレスが見られるんでしょうか?
匿名
2010年8月13日 at 4:34 PM
早く鬼畜jaedongのzergを見てみたいものです