マップテスト8日目は再び‘ロードランナー(Roadrunner)’と‘ムーングレイブ(Moon Glaive)’を使用し、KT RolsterとWoongjin Starsが対戦しました。
ロードランナー(Roadrunner)
第1セットはZvsP。序盤は五分五分の対峙戦となりましたが、中盤以降にパクチャンス[Luxury]選手がヒドラリスク・ミュータリスクでプロトスのハイテンプラーを狩り、センター交戦に勝って勝利を収めました。
第2セットはPvsT。テランのヴァルチャー攻撃を防いで主導権を握ったプロトスが、多数のドラグーンでテランの防御ラインを突破。アービターが追加されたドラグーン・ズィーロットの力により、プロトスのキムデヨプ[Stats]選手が勝利しています。
第3セットはTvsZ。ザーグはザーグリングで牽制しながら、ミュータリスクで攻撃。これに対しテランはシージェタンクとヴェッセルが生産されるやザーグへの攻撃を試みましたが、ラーカー・ザーグリングの攻撃により主戦力をすべて失ってしまいました。その後は乱戦が繰り広げられましたが、結局ザーグのキムミンチョル[Soulkey]選手がウルトラリスク・ディファイラーなどを駆使して勝利を収めました。
コーチおよび選手たちの評価は、ザーグからは好評である反面、プロトス・テランおよびコーチ陣は軒並み低い点数でした。問題点としては、プロトスもテランも後半マルチ取りが難しいこと、対ザーグにおいてルートが多いので防御が難しいことなどが挙げられていました。修正案としていろいろな意見が出されましたが、一番多かったのは真ん中のふたつの橋をひとつに合わせて道を広くしたらどうかという意見でした。
ムーングレイブ(Moon Glaive)
第1セットはPvsZ。プロトスは、難しいとされるダブルネクサスを選択し、キャノンとプローブでザーグリングの攻撃をうまく防ぎました。その後もキャノンとハイテンプラーでミュータリスクの攻撃を防ぎ、中央交戦でもプロトスが押し、ユニットを多数失ったザーグがGG宣言。プロトスのキムデヨプ[Stats]選手が勝利しています。
第2セットはTvsP。テランはタンク・マリーン、プロトスはドラグーンでそれぞれ攻撃しつつ、ベースを拡張していきました。そしてテランは、ヴァルチャーで牽制後センターも占領し優位に立ちました。そのままプロトスのセカンドを破壊したテランのファンビョンヨン[Barracks]選手が勝利しました。
第3セットはZvsT。序盤、テランは少数バイオニックでラッシュを行い、サンケンコロニーひとつとドローン少数を狩る成果をあげました。しかしザーグがミュータリスクを生産してからは状況が一変。結局、すばらしいミュータリスクコントロールも披露したザーグのパクチャンス[Luxury]選手が勝利を収めました。
コーチおよび選手たちの評価は、選手によってばらつきが出ていました。またこれまで一貫してプロトスがダブルネクサスをするのは難しいと評価されてきましたが、この日勝利したキムデヨプ[Stats]選手をはじめ他選手もダブルネクサスが可能であると話していました。しかしながらプロトスがマルチを取るのが難しいことに変わりはなく、プロトス選手からの評価は低かったです。
対戦表(09月22日18:30~龍山常設競技場)
Roadrunner | ||
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パクチャンス[Luxury](Z) | 勝-負 | パクデマン[Daezang](P) |
キムデヨプ[Stats](P) | 勝-負 | チョンジョンヒョン[MVP](T) |
ファンビョンヨン[Barracks](T) | 負-勝 | キムミンチョル[Soulkey](Z) |
Moon Glaive | ||
---|---|---|
キムデヨプ[Stats](P) | 勝-負 | キムミンチョル[Soulkey](Z) |
ファンビョンヨン[Barracks](T) | 勝-負 | パクデマン[Daezang](P) |
パクチャンス[Luxury](Z) | 勝-負 | チョンジョンヒョン[MVP](T) |
リンク
< Roadrunner > Game 1: Z vs P
< Roadrunner > Game 2: P vs T
< Roadrunner > Game 3: T vs Z
< Moon Glaive > Game 1: P vs Z
< Moon Glaive > Game 2: T vs P
< Moon Glaive > Game 3: Z vs T
