日本でも各ゲームメディアが報道しているように、7月23日に中国は上海にて、中国最大規模のゲームゲームショーである「ChinaJoy 2009」が開催されました。今年で7回目を数えるこのビッグイベントから、StarCraft2の出展がキャンセルされていたようです。
韓国に次いで世界最大規模のE-Sports市場を持つ中国だけに、気になるニュースとなりますが、キャンセルされた理由次第では、その影響を受けるのは「StarCraft2」だけにとどまらない可能性があります。
鎖国状態の懸念も
中国側からの発表では「StarCraft2 はゲーム内表現が不適切(残虐)であると判断した」という一文もありますが、もうひとつ大きな理由がありそうです。その理由というのが「海外ゲーム規制」です。7月の最初に新しく制定された中国ゲーム業界でのルールで「海外産のゲームが一般イベントに出展する際には、数々の規定をクリアしたうえで中国政府に認証されなければいけない」とのことです。今回 StarCraft2 がキャンセルされた理由が、この規制をクリアできなかったこととなれば、中国産タイトル育成の目的で「オンラインゲーム鎖国」状態となっていく可能性も考えられます。
一方、韓国の「e-STARS SEOUL 2009」で StarCraft2 が一般公開されることは世界各国で報じられたにもかかわらず、それよりも1日早い開催であった「ChinaJoy 2009」での一般公開は、急遽キャンセルとなった後に初めて報じたメディアがほとんどでした。これは、Blizzard Entertainmentとその中国公式パートナーであるNetEaseが今回の出展に関する公式声明を全く行っていなかったからです。早々に中国政府から禁止令を受けていたか、そもそも出展の予定がなかった可能性もありますが、詳しいことは明らかにされていないようです。
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ソース(中国語)
Teamliquid.net – Starcraft 2 is banned from ChinaJoy 2009
