7月14日にStarcraft Heritage 第2日目の試合が行われました。例の如く超注目マッチアップしかないのですが、第2試合として予定されていたチェヨンソン[iloveoov]選手 vs マジェユン[sAviOr]選手の本座対決が中止となってしまっています。これはチェヨンソン[iloveoov]選手の体調不良によるものだと報じられて、来週に持ち越す予定だったのですが、その後チェヨンソン[iloveoov]選手の容体が改善しないことから、残念なことに Starcraft Heritage からの脱落が発表されています。
イユンヨル vs パクヨンウク
ブランクを感じさせないパクヨンウク[Kingdom]選手は、天才Terranイユンヨル[NaDa]選手に対して序盤から積極的な攻めを見せます。しかしそれをしっかりとディフェンスしたイユンヨル[NaDa]選手は、理想的なマップコントロールを維持したままゲームは中盤へ。しっかりとマルチを確保して地形効果を活かせるCarrierオーダーへシフトしていったパクヨンウク[Kingdom]選手でしたが、イユンヨル[NaDa]選手は上手くディフェンスして少したりとも数負けすることなく勝利。
ホンジノ vs パクジョンソク
KTからAirForce ACEとチームメイト暦も長いこの2人、共にプロリーグ初期からZergとProtossのパイオニアとして数々の伝説を作ってきました。そんな2人の対決はパクジョンソク[Reach]選手が2Gateスタートを見せるなど、懐かしさから思わずニヤリとしてしまう序盤。しかしOutsiderのマップ特性を活かしてパクジョンソク[Reach]選手はcorsair+reaverのオーダーにシフト。ホンジノ[YellOw]選手もしっかりとreaverの数を減らしますが損害も大きい展開へ。最終的にはホンジノ[YellOw]選手のマルチをほぼ全て同時攻撃するという、パクジョンソク[Reach]選手の驚異的マルチタスクで締めくくられました。
イムヨファン vs オヨンジョン
これも記憶に新しい人は多いんではないでしょうか、2005年に行われた「So1 OSL」の再現となります。前日に説明したとおり「OSL三度優勝のジンクス」を作ったパクジョンソク[Reach]選手ですが、この大会も時代を代表するProtossオヨンジョン[Anytime]選手が、見事な復活を遂げたイムヨファン[BoxeR]選手の優勝を阻止しました。リベンジマッチとなったイムヨファン[BoxeR]選手は、オヨンジョン[Anytime]選手のReaverハラスを上手く対処。そこから一気にマクロゲームへと発展します。ハラスにさらされながらも、きっちりとマップコントロールを確保したイムヨファン[BoxeR]選手は、理想的な形でマルチを拡張していく。オヨンジョン[Anytime]選手も持ち前のDragoonコントロールで健闘しますが、完全に流れにのってしまったイムヨファン[BoxeR]選手を止めるには至らず。
対戦結果
e-STARS SEOUL 2009 Starcraft Heritage 第2日目 | ||
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リンク
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(Z)YellOw < Outsider > (P)Reach
(T)BoxeR < Destination > (P)Anytime
