韓国StarCraft: BroodWarの縮小に合わせて、動きがなくなっていた本サイトですが、年末年始から韓国StarCraft: BroodWar界はかつての活気を取り戻そうとしています。
みなさんご存じの通り、かつて韓国ではチーム単位での出場となる「プロリーグ」と、2大個人リーグとして「OnGameNet StarLeague(OSL)」「MBCGame StarLeague(MSL)」という3つのリーグが存在しました。そのうちMBCGameは多くに惜しまれながら、音楽番組強化の名目で2012年に終了。OnGameNetも、StarCraft2発売で混乱が多いなか、OSLを終了させました。そして各企業チーム及びプロリーグはStarCraft2に移行した後、StarCraft2人気の低迷に合わせるようにLoLチームに比重をおいています。
SSLってなに?
StarCraft: BroodWarの公式的なプロリーグが終了してからも、数多くのファンや中小企業によって大会やイベントが実施されました。その中で特に有名なのが、afreeca(日本で言うところのニコニコ生放送)での有名配信者Sonicが、企画・運営・出資をしていたSonic StarLeague(SSL)です。(参考記事)様々なスポンサーを迎え入れて9回もの大会が行われ、今回で第10回目となるSonic StarLeagueは、ついに韓国e-Sportsの最大放送会社であるOngameNetと手を組み、ファッション関連企業であるSBENUをスポンサーに迎えて、SBENU StarLeague(SSL)としてStarCraft: BroodWar黄金時代の復活を見せてくれました。冠スポンサーであるSBENUもe-Sports関連へのスポンサー経験が豊富であり、多くのファンを興奮させています。
2014年12月24日に開幕したSSLは、ベスト32が進行中であり、2015年2月14日に決勝戦が予定されている。賞金総額5000万ウォン、出場選手、実況解説陣、龍山e-Sports Stadiumでの開催など、どれをとってもOSLの再来と呼べる素晴らしい大会となっています。
KSLってなに?
KSLと略すのが正しいかはもう少し見守る必要がありますが、現在のところハングル以外ではKSLと記載されることが多いです。みなさんホンジノ[YellOw]を覚えているだろうか?イムヨファン[BoxeR]最大のライバルとして大活躍した大ベテランのプロプレイヤーだ。彼は引退後、LoLのコーチング業やポーカー業、タレント業など本当にたくさんの分野で活躍をした。ただ、StarCraft2を中心に多くのプロプレイヤーが「プロゲーマー」という職業に居残るなか、彼は「プロゲーマー」の世界からは概ね「引退」していたと言えるだろう。
そんなホンジノ[YellOw]が、突如StarCraft: BroodWarの大会を開催したのは2014年2月のことです。(参考記事)やはりSonicと同じく、企画・運営・出資に自らも参加して、往年の伝説級プロゲーマーを集めたお祭りイベントに、散り散りになっていた全国のStarCraft: BroodWarは喜びの声をあげた。
出場選手を6名に増やした第2回大会も行われた本大会ですが、2015年1月3日に大きな花火を打ち上げてくれました。メインスポンサーにはSBENUと同じくe-Sports関連のスポンサー経験があるHungryAPPを、実況解説や制作には、誰しもが「過去」になったと思っていた旧MBCGameのスタッフを終結させ、まさに「MSLの再来」として全国のStarCraft: BroodWarに文字通り夢と希望をプレゼントしてくれました。
2015年1月3日に開幕してベスト16が進行中で、決勝戦は2月28日に予定されています。賞金総額4000万ウォンでHungryAPPのスタジオにて、超一級のプレイヤーを集めて開催されています。
出場選手一覧
こちらについては、おなじみTeamLiquidに英語ながらまとめられているので、下記画像のリンクからぜひともご覧ください。
2015年、StarCraft: BroodWarの復権をみんなで楽しみましょう!今年も、今年こそよろしくお願いいたします!
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