2014年11月1日(土)、e-sports SQUARE AKIHABARAにて『WECG StarCraft2部門日本代表決定戦』が開催され、TMjpg選手が見事優勝を果たして『WECG』日本代表の座を獲得しました。私スイニャン(shuiniao)がTMjpg選手にインタビューを行ってまいりましたので、以下からご覧ください。
Q:優勝を果たした感想は。
素直に嬉しいです!優勝したのもおよそ1年前ですし、この大会を機にたくさん練習していたのですが、その成果を出すことができて良かったです。本番前は負けたら負けたでいいやという感じで、かなりリラックスしていましたね。このゲームは冷静さが大事なので、それを意識してプレイしました。
Q:最終予選に向けてどんな練習をしましたか。
ひたすらラダ―を回して最近の流行りの戦術を把握し、それに対処できるようにしてから大会に臨みました。練習は1日20ゲーム、トータルで400ゲームぐらいやりましたね。実は最近までLoLをやっていたので、最初はリプレイを見て自分のオーダーを組み立て直すことから始めました。リプレイはSoulkeyなどのプロゲーマーのものをまんべんなく観ました。
Q:対戦相手が事前に決まっていましたが、カスタムはしなかったんでしょうか。
カスタムはやらないですね。実は昔からの知り合いなどはLoLプレイヤーの方が多いんです(笑)。一応国内のSC2プレイヤーで仲のいい人はvaisravanaさん、Styleさんあたりですね。ザーグばかりなのは偶然だと思います(笑)。あとは対戦相手の過去の大会動画を見て、タイミングと序盤の組み立て方を確認して何をやるか決めるといった感じでオーダーを組み立てました。今大会でテラン戦は、自分の作ったオーダーを軸にプレイしました。
Q:当日のコンディションや大会のプレイ環境はいかがでしたか。
コンディションは普通だったんですが、普段の大会より落ち着いてたのでそれが勝因かなと思っています。プレイ環境は慣れない環境なので少しやりにくい部分もありますが、それ以上にPCが良かったです。家のPCは古いので、レイトゲームになると重くなるんです。今日の決勝戦の1戦目は200vs200になったにも関わらず、非常に快適にプレイできました。防音も特に問題はなかったです。
Q:ベスト4を振り返ってもらえますか。
1セット目は攻撃的なオーダーを取って仕掛けたんですが、フルエアーに行かれてダメージも入らず散々でした。でも2セット目3セット目はマクロ気味にして、フルエアーでも何でも対処できる汎用性のあるオーダーを使ったので勝つことができました。実はここ2日ほどラダーで負けていたので、意気消沈していたんです。実を言うとプロトス戦は勝率も50%を割る勢いなんですが、今日は何をするべきか考えてプレイできて、とても冴えていました。
Q:決勝戦を振り返ってもらえますか。
もともとテラン戦はあまり得意ではなくザーグ戦のほうが得意なので、本当はザーグに勝ち上がって来てほしかったですね。でも練習でオーダーを組み立て直したらテラン戦も得意になりました。ベスト4と決勝戦の間はインターバルなしにプレイできたので、ウォーミングアップの必要もなく試合に臨めたのが功を奏したと思います。正直3タテは予想していなかったんですが、1セット目を取ったことによって負けたら敗退というプレッシャーがなくなりました。2セット目3セット目も自分の得意なオーダーを使うことができました。ラダーで練習したオーダーなので何をすればいいか分かっていたため、落ち着いてプレイできましたね。
Q:韓国代表はStats、herO、Soraで全員プロトスですね。
正直プロトス戦は自信がないんですが、プロトス3人と分かっているので、今後はプロトス戦に意識を向けてしっかり練習していきたいと思います。
Q:最後にWECG本戦への抱負をお願いします。
SC2で世界大会に行くのは初めてなので、気合入れて賞金取りに行きます!今日はすごい気持ちよくプレイができて最高です!
[StarCraft Times Hiromi Mizunaga(スイニャン) info@sc-times.net]
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