1月25日(金)に東京・秋葉原にオープンした「e-Sports SQUARE AKIHABARA」のプレス発表会で、デモンストレーションマッチとしてDetonatioN所属の北橋政伸[vaisravana]がSamsung Galaxy KHAN所属のソンビョング[Stork]とオンラインで対戦した。
試合前のインタビューでソンビョング[Stork]は、「コンディションはバッチリだ」と自信あり気な様子。一方の北橋政伸[vaisravana]は、「相手は大ベテランのプロゲーマーなので胸を借りるつもりで頑張りたい」と抱負を述べた。実はこのときソンビョング[Stork]は今回のイベントのために日本語のあいさつを準備していたそうだが、手違いでスカイプが切られてしまったため披露できず、残念がっていたとのこと。
デモンストレーションマッチであるため試合はBo1、マップは < polar night >。序盤にソンビョング[Stork]は絶妙な位置の前線パイロンからのジーロットハラスと、空中からのフェニックスハラスを成功させる。一方、北橋政伸[vaisravana]はローチでの反撃を試みるも、相手のフォースフィールドに阻まれ成果を上げられず。その後コロッサス、ストーカー、セントリー、イモータルをひきつれたソンビョング[Stork]が攻撃を開始。コラプターでコロッサスをうまく攻撃した北橋政伸[vaisravana]だったが、相手の一枚上手のコントロールでローチが大量に削られ、そのまま押し切られてGG宣言。ソンビョング[Stork]の勝利となった。
以下は、試合後の北橋政伸[vaisravana]のインタビュー。
Q ソンビョング[Stork]と対戦した感想は。
A StarCraft: BroodWar(SC1)時代からソンビョング[Stork]選手のプレイを見てきたので、こうして試合をすることができて本当に光栄だった。自分も選手であるがファンでもあるため、対戦できてとても嬉しい。ソンビョング[Stork]選手が今回のデモンストレーションマッチのオファーを受けてくれて本当に感謝している。
Q 練習はどのぐらいしてきたのか。
A 最近は『JCG』も控えているので、6~8時間ぐらい練習をしたりGSLなどのVODを見たりしながら戦略を研究している。調子のいい時は10時間ぐらい練習することもある。
Q ソンビョング[Stork]の序盤ハラスにだいぶやられていたが。
A 序盤にああいうハラスが来るとはまったく意識しておらず、まともにやられてしまった。最近GSLなどでも同じようなハラスをよく見るが、やはり新しい戦略を研究してしっかり使っているのだなと感じた。
Q ソンビョング[Stork]の上手いところはどんな点だと感じたか。
A 全体的にキレイで無駄のないプレイをしていると思う。特に基礎的なプレイが素晴らしく、力量を感じた。実はkurOa選手がラダーでソンビョング[Stork]選手と当たったとき、今の僕と同じような感想を話していた。
Q e-Sports SQUARE AKIHABARAの印象は。
A 思った以上に立派でとても驚いた。日本でeスポーツのイベントをやれる場所が今まであまりなかったので、本当に素晴らしいと思う。ただ、今日の試合では実況の声がだいぶ聞こえてきてしまったので、今後は防音設備であるアクリル板を必ず取り付けてもらいたい。
Q 今後の課題と目標は。
A 先日韓国のCJ Entus練習室で半日ほど練習したが、そのときCJのコーチ陣にオーダーがキレイじゃないと言われた。確かにオリジナルスタイルが多いほうなので、もっとプロのプレイを見て学ぶ必要があると思う。目標は、まだどうなるか分らないが4月の『Rookie League』に再挑戦したいと思っているのでとりあえずそれを目指して頑張りたい。
[StarCraft Times Hiromi Mizunaga(スイニャン) info@sc-times.net]