◇2013年12月29日に韓国StarCraft 2の『Rookie League』に挑戦した
日本のDetonatioN所属の北橋政伸[vaisravana]
昔から日本はeスポーツと縁のない場所だった。あまりにもコンソールゲームが強く、ほとんどの人々はオンラインで行われるゲームに対する拒否感が強かったからである。そんな日本が最近、変化のきざしを見せている。
12月29日、龍山(ヨンサン)eスポーツ常設競技場で行われたStarCraft 2の『Rookie League』では、日本人選手の意義ある挑戦があった。DetonatioN所属の北橋政伸[vaisravana]が、日本人選手として初めて『Rookie League』に参加したのである。
実際には『Rookie League』の前身である『Courage Match』から多くの外国人選手が挑戦状を叩きつけたが、結果は思わしくなかった。最近Hearthstoneに転向したDan Stemkoski[Artosis]から始まりLiquidのJoseph de Kroon[Ret]など名の知れたゲーマーらが参加したが、勝利を収めたことは皆無だった。
今回、日本人として初めて参加した北橋政伸[vaisravana]も、ラダーの成績だけを聞いた時点では1回戦敗退が予想された。他の職業に就くかたわらでゲームをしているほとんどの日本人選手とは異なり北橋政伸[vaisravana]はプロゲーマーに「オールイン」しているが、韓国サーバーにおける実力がマスターに過ぎなかったからだ。
StarCraft2: Heart of the Swarmに変わってからゲーマーを志望する選手層が薄くなったと言われているものの、韓国eスポーツのレベルを無視できないのは事実であった。取材をした記者のみならず、会場の関係者らも同じ考えだった。
しかし北橋政伸[vaisravana]はグループリーグで1位に勝ち上がった後、ベスト8まで進出して多くの人々を驚かせた。ベスト8では以前プロゲーミングチームで活動していた選手に敗れたものの、期待以上の成果を上げた。北橋政伸[vaisravana]と共に同行していたチームの代表が、「予想以上の成績を収めてくれて嬉しい」と語ったほどであった。
今回の北橋政伸[vaisravana]の挑戦に大きな意義を与える理由は、自費で挑戦したのではなく日本のゲーミングチームのスポンサーからの支援を受けて来たからである。最初の挑戦で期待以上の成績を収めたので、スポンサーをしている企業から次回はより多くのサポートを受けることができ、長期的に見れば日本のeスポーツが一段階発展した姿を見せてくれる可能性が高いとみることができる。
決勝に上がることができず準プロゲーマー資格は取得できなかったとはいえ、今回の北橋政伸[vaisravana]の挑戦に拍手を送りたい。4月に予定されている『Rookie League』に再び参加するかどうかはまだ決まっていないが、今後、日本のゲーマーらが挑戦し続けて一段階発展した日本のeスポーツの姿を見せてくれたらと願っている。
[デイリーeスポーツ キムヨンウ記者 kenzi@dailyesports.com]
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Daily eSports – [기자석] 일본 게이머의 의미있는 도전