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WCS 2014の詳細

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WCS 2014の詳細がBlizzardから発表されたので、明らかになった情報をまとめてみました。

先の記事にもあった通りWCS 2014の情報が公開され、いくつかの変更点がでてきました。

WCS 2014概要

WCS 2013ではアメリカ、ヨーロッパ、韓国の3地域を設けていましたが、それはWCS 2014でも変わりません。また来年も今年同様3シーズン制で行われることが決定しています。WCSポイント上位16名がGlobal Finalsに進出できるというのも今年のシステムと同じです。しかし、今年と違い来年はシーズンファイナルがありません。賞金総額は160万ドルとなっています。

リーグ形式

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2014年のWCS AM、EUではプレミアリーグで32人のプレイヤーが争い下位16名がチャレンジャーリーグ(BO5)に降格となり、上位16名は次のシーズンでもプレミアリーグに残ることになります。

チャレンジャーリーグに落ちた16名は予選を勝ち上がってきた16名と試合をし、32人中上位16名が次期シーズンでプレミアリーグで戦えます。これは降格してきた選手と勝ち上がってきた選手をランダムに混ぜて試合を組むわけではなく、降格してきた選手と勝ち上がってきた選手とで試合が組まれることになります。

また、2014年では各地域のスケジュールが被る(EUではSeason2をやっているが、AMではSeason3を始めてしまっているような状況だと思われる)ようなことがないので、プレイヤーはシーズン間でリージョンを変えることができます。ただし、リージョンを変えた場合はその地域の予選から始めないといけません。

放送スケジュール

1シーズンは大体10週で終わり、プレミアリーグは週2回の放送が行われることが予想されています。また、各シーズンのプレミアリーグとプレミアリーグの間は6週間空くと予想されています。

1年52週ということを考えると上記のスケジュールでは空きが多くなるということが予想されますが、Blizzardとしてはこのスケジュールの空きによりWCS以外の大会が容易に開催できるようにしたいという意図があるようです。

また、チャレンジャーリーグと予選はコミュニティのチャンネル、もしくはNASL、ESLといったパートナーによって放送が行わるだろうとのことです。

スケジュールの更なる詳細に関しては来月発表される予定となっています。

WCS 2014シーズン1の形式

WCS 2014シーズン1はWCS 2013シーズン3からの引き継ぎが行われるため、形式がシーズン2、シーズン3のものとは異なっています。来年のWCS AM、EUではWCS 2013のチャレンジャーリーグから24人、WCS 2014の予選を通った24人の計48人でWCS 2014シーズン1のチャレンジャーリーグを争い、勝ち残った24人のプレイヤーが既存の8人のプレミアリーグプレイヤーと一緒になり32人でプレミアリーグを戦います。その後は先ほど紹介した16名がプレミアリーグに残って16名がチャレンジャーリーグに落ちるシステムに戻ります。

GSLが戻ってくる

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WCS 2014ではWCS 2013のような「WCS KR」はなくなり、独自のシステム、独自の賞金プールを持った「GSL」が行われます。GOMTVは韓国国内におけるWCS唯一のパートナーとなり、プレミアリーグ、チャレンジャーリーグではなくCode S、Code Aという名称を用いてGSLを開催します。

GSLは他の地域のWCSより高い賞金額が設定されている他、16人がチャレンジャーリーグに落ちるWCS AM、EUと違い、Code Sの下位24人がCode Aに落ちて予選を勝ち上がってきた24人と争うという形式をとります。また、アップダウンマッチを行うWCS AM、EUのチャレンジャーリーグと違い、Code Aではグループステージ制を採用します。

WCS 2013でWCS KRのパートナーであったOnGameNetですが、WCS 2014ではGOMTVが単独パートナーとなることが決定しているため、来年度はOnGameNetがWCS KRをホストすることはありません。しかし、OnGameNetにはSC1、SC2の大会を運営する権利があり、WCSポイントを持ったWCSグローバルイベントを開催することができます。また、OnGameNetはWCS以外においては未だにBlizzardのパートナーであり、今後はBlizzardの新作カードゲームである「Hearthstone: Heroes of Warcraft」のトーナメントやエンターテイメントショー行うことが予定されています。

リージョンロック

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WCS 2013で議論を呼んだリージョンロックですが、2014年はリージョンに関する規制が設けられることが決定しています。韓国に関してはGSLが元々オープンな大会だったので規制を受けることはありませんが、WCS AMとEUでは予選の段階で特定の国民もしくは合法住居者(legal resident)向けに枠が設けられることになります。WCS AMでは北南米向けの枠、中国向けの枠、オセアニアと東南アジア向けの枠、台湾、香港、マカオ向けの枠が準備されており、WCS EUではヨーロッパ、アフリカ、中東向けの枠が準備されています。

またWCS AM、EUにはそれぞれ「ラダーワイルドカード」と呼ばれる枠が設けられています。これは国籍など関係なく登録できる枠で、登録する地域のサーバーでマスター以上のランクであること、少なくとも200勝していることが登録の条件となります。

WCSグローバルイベント

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WCSポイントを得られる、WCS以外の大会である「WCSグローバルイベント」ですが、来年度のWCSグローバルイベントになるための必要条件が明かされました。今年はTier1の大会でWCSポイントの合計が3600、Tier2の大会で合計が1200でしたが、来年からは大会の規模が3段階に分けられている他、得られるWCSポイントが大幅に増えていることが表から分かります。

賞金とWCSポイント

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WCS 2013では、シーズンファイナルで活躍した選手が多くのポイントと賞金を獲得し、Global Finalsに容易に進出できてしまったという批判を浴びました。そこで、冒頭でも説明したとおりWCS 2014ではシーズンファイナルがなくなり、その代わりに各地域毎の大会の賞金が増えました。これにより、チャレンジャーリーグの選手も全員が賞金を貰えるようになりました。

またGSLの優勝賞金が7000万ウォン(約664万円)ということで、WCS AM、EUの優勝賞金と比べ2.5倍近くの額になりましたが、得られるWCSポイントは公平を期すためにWCS AM、EUと同じになっています。
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その他

・GOMTVは配信やVODに関する取り扱いを決められる。(価格など)
・ESLとNASLにも選択の余地はあったが、議論の結果無料で720pの配信をすることになった。
・ラダーワイルドカードと各国の予選、両方に出ることが可能。
・現状の考えでは、少なくとも2つのマップを各シーズン毎に準備する。
・GSL独自のマッププールを採用するということはない。


これが今回公式サイト上で発表された内容とTeamLiquid.netに載っていたF&Qの一部です。変更や意思決定の意図、F&Qの詳細が気になる人は下記のリンクから元記事を見てください。

リンク

StarCraft II World Championship Series 2014 – StarCraft II
WCS 2014 – Q&A with Blizzard
WCS 2014: Partial Region Lock, GSL returns, and more

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