2月8日に2008年後期シーズン最後の公式試合となる『GomTV TG-Sambo Intel Classic 2008 Season2 決勝戦』が行われました。
Bisu選手とJangBi選手のカードは『ClubDay Online MSL 2008 決勝戦』の再現となり、昨年後期のProtoss黄金時代を象徴する試合が再び実現となった。
今月のKeSPAランキングでは1位に君臨し、名実ともにProtossのリーダーを務めるBisu選手。それはJangBi選手ほどのProtossを前にしても変わらなかった。第1試合では完璧にJangBi選手の動きを読みきったBisu選手は全く隙のない試合運びで、その強さを見せつけた。
しかし続く第2試合、JangBi選手は決勝まで上がってきたその実力と、同じくProtoss勢を牽引する自身の存在を見せ付けた。即Darkから2ndのオーダーを選択したJangBi選手は見事Darkラッシュを成功させる。しかしながら2ndベースを先に確保していたBisu選手は少しobserverが遅れはしたものの、相手が即Darkオーダーを選択したリスクを考えると決して悪くない程度の損害で耐え切った・・・ように見えた。Darkラッシュをコントロールするその間にJangBi選手は自身の2ndの確保・ユニットの生産を完璧にこなした上でBisu選手の2ndベースを別働隊で破壊する完璧試合を魅せた。
第3試合もまさに別次元のマッチに。両者共に綺麗にマクロを組み立てての中盤戦、観戦してる側の脳みそが追いつかないレベルでのマルチタスクで突破口を作ったJangBi選手が一気に試合を決めに行く。マルチタスクに絶対的な評価を受けるBisu選手がこれに翻弄されてしまった・・・ように誰の目にも映った。次の瞬間マップ9時で消耗戦に持ち込んだJangBi選手の前に現れたのは、完璧のさらに上を行くマクロを組み立てたBisu選手の大量のメインユニットだった。
これで完全に会場の空気を掴んだBisu選手は結果的に最終試合となった第4試合では完璧なディフェンスを決めて通算四度目となる個人リーグ優勝を手に入れた。
止まらないBisu旋風
『ClubDay Online MSL 2008 決勝戦』に続きJangBi選手を圧倒。今回はJangBi選手が非常に攻撃的なプレイで試合の流れを積極的に作っていったにも関わらずの勝利だった。Protossプレイヤーとしては史上初となる通算4度目の優勝を勝ち取ったBisu選手。これで2008年度後期シーズンのリーグが全て終了したが「OSL・MSL・GomTV」をそれぞれ「Stork・Bisu・Bisu」と優勝を決めBisu選手の圧倒的な強さだけでなく2008年の「Protoss黄金時代」がひとつの完成を見た締めくくりとなった。今年、2009年もこの流れから目を離すことが出来ないのは間違いなさそうだ。
対戦結果
GomTV TG-Sambo Intel Classic 2008 Season2 決勝戦 | |||
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Bisu | > | JangBi | Medusa |
Bisu | < | JangBi | Destination |
Bisu | > | JangBi | Andromeda |
Bisu | > | JangBi | Colosseum II |
sugeo
2009年2月12日 at 12:26 AM
「まさに頂上決戦」って感じすぎる。本当は指が5本じゃなくて脳みそも2個あるんですよね?そうなんですよね?毎度更新遅くてすいませんすいません。
shuiniao
2009年2月12日 at 7:49 PM
BisuもJangbiも本当は2~3人いるんじゃないですかね?