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キムドンファン[AZUBU_viOLet]、「ゲームのおかげで父を救うことができました」

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以下7月18日掲載記事の翻訳です

WC3からSC2へ転向で成功への道
SC2で世界中にその名を知らしめたい

StarCraft 2: Wings of Libertyが発売され、多くのWarCraft3選手が種目を変更した。歴史をつくったチャンジェホ[Moon]、パクジュン[Lyn]、クァクハノル[Maka]など多くの選手は、WC3リーグがなくなるとともに自然とSC2に挑戦するようになった。

しかし時が経つにつれて、これといった成績を出せなかった彼らは一人二人と引退し始めた。最近まで活動していたチャンジェホ[Moon]も、Fnaticを最後にSC2の活動はしていない状態だ。Pedro Duran[Mouz_LucifroN]、Manuel Schenkhuizen[Grubby]などWC3出身の海外選手が現在もSC2選手として活動しているのと比べると、韓国WC3出身のSC2転向者はあまり成功できなかったといえる。

 

かといって、韓国のWC3出身選手が全員SC2で滅びたわけではない。今もチームの主力選手として活動している選手が何人かいる。中でもキムドンファン[AZUBU_viOLet]は、国内のみならず海外でも人気を博している選手の一人である。

 

◆WCGをきっかけに始めたプロゲーマー活動

現在AZUBUでカンドンヒョン[AZUBU_Symbol]とともにザーグのエースとして活動中であるキムドンファン[AZUBU_viOLet]は、WC3時代からプロゲーマーとして活動を始めた。しかしチョンイノ[Leader]がチームリーグで優勝し、パクウェシク[Gerrard](現Prime監督)、キムデホ[ShowTime]、チャンヨンソク[Freedom]など多くの人気プロゲーマーが登場してStarCraft: Brood War(SC1)の人気を脅かした時代ではなく、eスポーツとして冷遇されていた時代に始めたという点がほかの選手とは少し違う部分である。

 

「WC3は楽しくて始めました。SC1と違ってWC3はヒーロー、アイテムなど様々なシステムが存在するという点が自分にとっては面白く、最終的にはプロゲーマーになるきっかけになったと思います。その後、実力を認められてWeRRa Clanに入り、ナイスゲームTV主催の大会でチェジョンミン[Liquid`Zenio]と李暁峰[WE_Sky]を倒して注目を集め始めました」

 

実力が急上昇し多くのプロゲームチームから入団のオファーを受けたキムドンファン[AZUBU_viOLet]は、当時カンソウ[ReiGn]、パクジュン[Lyn]などが所属していたドイツのプロゲームチームSK Gamingに入団した。しかし両親の反対を押し切ることができず、図書館に行くと嘘をついてはネットカフェで練習することも多かった。それでもチャンスは訪れるものである。『World Cyber Games(WCG)2010韓国代表選抜戦』が、両親から認めてもらえるきっかけとなったのだ。

 

「予選を突破して、龍山eスポーツ競技場で試合ができるチャンスをつかみました。これがプロゲーマーになることを反対していた両親を説得できる最後のチャンスだと思いましたね。試合でテレビに出るという話だけをして済州(チェジュ)島からソウルへやって来たんですが、あとから聞いた話によると僕が勝利した試合を家族も見守ってくれていたらしいんです。その時から家族にも認めてもらい、プロゲーマーとして活動を始めることになりました。今は積極的にサポートして応援してくれています」

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◆ゲームのおかげで父を救う

キムドンファン[AZUBU_viOLet]には、ゲームのおかげで両親を危機から救った記憶がある。インタビューをしている途中、キムドンファン[AZUBU_viOLet]は突然、家族のことを語り始めた。家が炎に包まれた中、ゲームのおかげで父を救った話だった。キムドンファン[AZUBU_viOLet]はこの話を慎重に打ち明けた。悲しい話だが、個人的にはひとつ大人になるきっかけになったという。

 

「3年ほど前、正月に家でゲームをしていたら急に停電になり、変だなと思って部屋のドアを開けると、家が火事になっていたんです。父は酒を飲んだ後リビングで寝ていたのですが、火事に気づかず、僕が父をおぶって外に避難しました。火事で家が大きな損害を受けました。個人的にはゲーミングデバイスから服まで失ってしまいました。火事の後、何度も泣きましたし、両親を恨んだりもしましたね。そして自然の流れでSK Gamingからも解雇通知を受けました」

 

火事で家を失ったキムドンファン[AZUBU_viOLet]は、父の入院した病院で宿泊することになった。まだ若かりし頃の彼は、父が病院で流した涙を見て決心した。彼はチームを探し始め、Serious Gamingで第2のゲーマー生活を再開したのだった。

 

◆世界的に認められたい

昨年9月にロシアのプロゲームチームEmpireを脱退したキムドンファン[AZUBU_viOLet]は、AZUBUからの個人スポンサーを受けながらアメリカで活動していた。手の動きが遅くたくさんの人々から非難されたが、彼は練習で克服した。躍起になって練習したおかげだ。一人で活動していた彼は『Intel Extreme Masters (IEM)Sao Paulo』、『Mejor League Gamimg(MLG)Arena』で優勝し、第2の全盛期を迎え始めた。最近では個人スポンサーのAZUBUがチームを設立し、『GSTL』でも活躍した。

 

「危機の中でも努力をすれば、一筋の光が見えてくるものなんですね。成功ではありませんが、これまでの人生よりはずっといいと思ってます(笑)。MVP時代にともに活躍したパクスホ[MVPDongRaeGu]が、怠け心に打ち勝つきっかけなりました。アメリカまで来たのに、何も成し遂げられないのはダメだと思っていたんです。そんな時にパクスホ[MVPDongRaeGu]を見ながら、彼の地位に自分もつきたいと思いました。実は引っ込み思案な性格でほかの人と気軽に打ち解けるのは難しいのですが、アメリカで生活して少しずつ性格も変わりましたね」

 

ゲームで70%程度の目標を達成したというキムドンファン[AZUBU_viOLet]は、英語力と海外ファンを得たことは大きな収穫だと話した。そして今後は韓国のみならず、世界的に認められる選手にな​​りたいと語った。

 

「現在の所属チームであるAZUBUは韓国では認知度が高くなったものの、海外では知らない人が多いですね。自分は単純にゲームだけが上手い選手ではなく、ゲームとともにマーケティングの部分でも優れた選手になりたいです。これまでゲームを通じて70%程度目標を達成できたと思います。残りは英語の勉強で埋めていくつもりです。プロゲーマーを引退した後も、自分で計画を立てて夢を育てていきたいです。今後、成長した姿をお見せできるように努力しますので、応援よろしくお願いします」

 

[デイリーeスポーツ  キムヨンウ記者 kenzi@dailyesports.com]

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