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小池光[kurOa]選手、第3回eスポーツJAPAN CUP SC2部門 優勝インタビュー


9月15日(土)16日(日)の二日間にかけて東京・渋谷区に位置する原宿クエストホールにて『第3回eスポーツJAPAN CUP』が開催され、SC2部門で-e-DOGS Chibaの小池光[kurOa]選手(P)が見事優勝を果たしました。試合結果の詳細はこちら(15日16日)、当日の会場レポートは別記事をご参照ください。
以下はshuiniao(スイニャン)が行った小池光[kurOa]選手へのインタビューです。

-まず、個人優勝とチーム優勝の感想から聞かせてください。
個人に関しては3回目にしてやっとの優勝で本当に感無量といった感じでした。チームに関しては鉄拳のノビ選手とみぃみ選手ともに初優勝で、チーム優勝も出来て本当に満足がいく内容だったんじゃないかなと思います。

-就職活動中とのことですが、練習はどのようにしていましたか。
面接がある日は疲れて出来ないので、面接が無い日に企業情報収集や各書類を作り終えた後5~6時間ぐらい練習というのを週に2~3日やりました。練習はラダーで行いましたが、配信をなくして自分の情報をシャットアウトしたんです。日本人のプレイヤーと遊ぶときもプロトスは基本使わなかったですね。でも1週間後が大会だからそろそろ練習するかと思って始めたら、実は大会は1ヶ月後でした(笑)。
-大会当日の自分自身のコンディションやゲーム環境はいかがでしたか。
体調は普通でしたが、結構緊張しましたね。ゲーム環境に関しては、ラグが多かったですね。ただきちんと対応してもらえる環境でしたし、進行が止まることが多かったにも関わらずスケジュールした時間ぴったりに終わったのでよかったと思います。

-初戦、nazomen選手との1セット目のcannonラッシュは準備してきたオーダーだったのですか。
あのマップなら選択肢の一つではあると考えていましたし、NAサーバーだと反応が遅れてそのまま決まるパターンもあるのかなという感じで試す価値はあるなと思いました。あとは初戦でしかも配信試合だったので、緊張して反応しきれないとかそういったこともあるのかなと思ってやりましたね。特にあのマップはローリスクハイリターンでcannonラッシュが決まるので、総合的に見てやってもいいかなという感じでした。
-2セット目は本陣に2 gatewayを建てられた後、冷静に対応していたのが印象的でしたが。
あの場合はcannonを殴るのではなく3 zealotが出るまで待ってその後にミネラルの裏でマイクロをするというのが定石なんですけど、相手がcannonを殴ってきてラッキーでした。普通だとこちらのベースでzealot合戦、相手のベースでcannonを建てては壊されという具合に2箇所で戦闘が起きるんですが、それが無かったので楽でしたね。
-では、配信されなかったその他の予選についての感想もお願いします。
CriMsoN選手との試合は、ラグで何度も試合が止められてメンタル的に崩されましたね。それで普段なら選択するはずのないオーダーを選択して負けてしまいました。
PSiArc選手は調子が悪いとアップグレードを忘れる癖があるみたいです。今までのどの試合を見ても、負けるときは必ずアップグレードが遅いです。今回も負けた試合はアップグレードが遅かったので恐らく調子が悪くて負けたのかなと感じました。
vaisravana選手には「ラッシュするなよー、絶対に!」って言ったのにラッシュしてきたのでビックリしました。ダチョウ倶楽部でもなんでもなくやって欲しくなかったのですが…(笑)。ただ、偶然3rd hatcheryが普段より遅れていたので、もしかしたらラッシュじゃないかと思いgatewayで完全封鎖してcannonとpylonを建てたんです。でも3rdを建てきったので「何だ、違うのか」と思ってcannon、pylon、gatewayをキャンセルして攻めようと前に出たら、zerglingがスピードアップされていて「えっ?」という感じになりあせりましたが、なんだかんだで勝てて安心しました。

-決勝戦で再びnazomen選手と対戦しましたが、まず1セット目の敗因は。
dark templarを見た瞬間に自分の中で前をgatewayで完全封鎖するという行動が思いつかず部分封鎖になってしまったところ、そしてcollosus、immortalのマイクロが出来なかったところにあると思います。
-しかし2セット目は冷静に試合を進めて勝利しましたね。
1セット目は守りきれるタイミングのプッシュで完勝するはずだったのに、自分が練習を怠っていたせいで素早い反応に繋がらずに負けてしまったので、そのことで頭がいっぱいで冷静になりきれてなかったと思います。ただ興奮をしていながらも、自分の中でやることをcannonラッシュフェイクだけに絞ってそれ以外は考えていなかったのが功を奏したのかも知れません。
-1:1で迎えた3セット目、今度はnazomen選手が4 gatewayを仕掛けてきましたが。
裏があるんじゃないかと色々考えていました。とりあえずガスが無いことは確認できていたので2nd、隠し2nd、warp prism、隠しpylonなど色々な可能性を考えて偵察を様々な場所に送りました。
-優勝を確信した瞬間は。
2ndがキャンセルでき、相手の2ndと他に隠しベースが無いということが全部確認でき、隠しpylonを全部壊したあたりで優勝を確信しました。あの状況になると隠しベースや隠しpylonなどの変な要素がなければzealot、collosusだけで勝てるんです。

-優勝賞金の使い道は決めましたか。
はい、決めました。卒業後の引越し代と生活費に当てられるように貯金します。
-今後のStarCraft2の活動予定を教えてください。
就職活動もしないといけないし学校も始まるので、頻度は減ると思います。ただ、次の『eスポーツJAPAN CUP』にはまた出て優勝したいと思いますし、うまく時間を作れるように頑張りたいと思います。後は自分でプレイする活動予定ではないんですけど、直近で言えば東京ゲームショウの『Asia E-sports Cup 2012』で審判としてPSiArc選手や他の海外選手をサポートする予定です。

-最後に、応援してくれたファンへメッセージと何か言いたいことがあれば。

応援してくださった皆様本当にありがとうございました。僕はまだプレイヤーとしても人としても未熟で皆様にご心配をかけてばかりだと思いますが、StarCraft2は本当に大好きなゲームなので日本でも普及できるように少しでも手助けが出来ればいいなと考えています。その過程で後もう少しの間はプレイヤーとして活動していきたいと考えているのでこれからも応援してくださると嬉しいですし、皆さん全員で一緒に盛り上げていければ嬉しいです。今後とも宜しくお願い致します。

写真・文責:shuiniao(スイニャン) @ 水長 浩美 / Hiromi Mizunaga
 

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