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StarCraft II

欧米プレイヤーの逆襲、IPL3・MLG・ESWCを制す

stephano and huk

長い長い『StarCraft』の歴史は韓国プレイヤーを抜きには語れない。『StarCraft II: Wings of Liberty』が発表された当初、操作性の簡易化から韓国以外の選手にもチャンスが訪れたように見られた。しかし実際に蓋を開けてみるとやはり韓国勢は次元の違う強さを見せた。

発売から1年以上が経過した今、インターネットによる情報の共有速度、リプレイ機能の進化などにより韓国式のRTSは世界に浸透し、その勢力図を変えようとしている。

HuKとStephanoの10月

10月初頭に行われた『IGN ProLeague3』において以前より注目されていたフランスのIlyes Satouri[Stephano]選手が優勝したのを皮切りに、同中旬には『MLG Orlando』でカナダのChris Loranger[HuK]選手が優勝、そして同下旬にフランスで行われた『ESWC 2011』ではIlyes Satouri[Stephano]選手が母国での優勝を決めている。いずれもGSLクラスではないとはいえ、韓国選手を下して勝ち上がっており欧米勢の強さを見せつけた。

今回、注目すべきは結果ではなくその内容だ。代々欧米プレイヤーはタイミングラッシュを得意としており、ゲーム中盤に山場を持ってくる展開がメインストリームであった。コレに対して韓国式RTSは序盤からの激しいプレッシャーと、それに続くマクロ及びマルチタスクが洗練されており、これに対抗できる操作量を持つプレイヤーは世界中でも数限られていた。

今回『MLG Orlando』を制したChris Loranger[HuK]選手は、これまで通りタイミングラッシュを主力としているが、明らかに序盤のプレッシャーをかけるスタイルが洗練されてきている。まだ後半のマクロ面を指摘されることは多いが、中盤の強さと物量で十分カバー出来ているのではないだろうか。
一方でIlyes Satouri[Stephano]選手は、明らかにマクロ展開が優れておりZergの教科書のような動きだが、この物量とマクロを支えているのが、中盤のハラス対処とその操作量だろう。このハラス対処があればGSLでも戦えそうだが、スタイルの固定化から来る対策の容易さにより『MLG Orlando』では、韓国のイムヨファン[BoxeR]選手に破れている。若干18歳の彼が今後どこまで弱点を克服できるか注目だ。

リンク

GosuGamers.net – MLG: EG.HuK grabs the MLG Orlando gold
GosuGamers.net – Stephano conquers IPL 3
GosuGamers.net – ESWC: Hail Stephano, the ESWC 2011 champion

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