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FOMOS が選ぶ2010年 韓国eスポーツ界の10大ニュース

fomos top10 news

韓国eスポーツ界の2009年の10大ニュースが、今年も韓国の大手e-sports報道ウェブサイト「FOMOS」に掲載されました。
全訳ではなく要点のみとなりますが、どうかご了承ください。

①eスポーツが違法ベッティングの対象とされた八百長事件

今年5月、違法ベッティングサイトと関連したプロゲーマーの八百長疑惑が検察の捜査結果で事実と分かり、eスポーツ関係者やファンは大きな衝撃に包まれた。StarCraftを利用した違法ベッティングサイトの存在有無とは別に、ゲームをしている選手らが直接加担し試合結果を操作したという事実は、業界はもちろん国民全体をショックに陥れた。

韓国eスポーツ協会はすぐに賞罰委員会を開き、八百長事件に関連した元プロゲーマーと現役プロゲーマー11名を永久除名。八百長に関連した某ゲームチームは、ゲーム団長を解任し事務局の職員の減給および監督職務停止など、内部懲戒を下すなどした。また関連したプロゲーマーのほとんどはインターネット上に謝罪文を掲載するなど反省した様子を見せ、現在ほとんどが軍隊入隊、もしくはまったく違う仕事をしていると伝えられた。

八百長に関連した被告人たちに対する刑も確定した。裁判所は10月に最終公判を行い、懲役最大1年6か月から最小6か月までの刑を確定。一部選手には、ボランティアとギャンブル依存症治療プログラムを宣告した。

情報元・・・FOMOS

②StarCraft知的財産権問題、ついに法廷へ

StarCraft2発売を控えた今年4月、Blizzardは「3年間韓国eスポーツ協会と交渉してきたが、知的財産権を認めてもらえなかった。今後は新しいパートナーを探すことに決定した」と発表。これに対し韓国eスポーツ協会は「ゲーム使用期間を1年に制限し、リーグ運営の事前承認、ゲーム使用料以上のロイヤリティおよびサブライセンス費用など、原著作者の権利を超える無理な要求」をしていると主張した。

交渉決裂発表後、Blizzardは5月26日にGretechとeスポーツおよび放送パートナーシップのための独占契約を提携。今後3年間、Blizzardのすべてのゲームに対するサブライセンス権限とトーナメント開催権などをGretechに一任した。

その後Gretechは韓国eスポーツ協会、MBC GAME、OnGameNetと知的財産権交渉を行ったが、さまざまな意見の食い違いを見せ交渉は成立しなかった。結局韓国eスポーツ協会は『新韓銀行プロリーグ10-11』の敢行を決定し、MSLとOSLも次期シーズンを開催した。

結局Blizzardは11月1日、MBC GAMEを「著作権侵害および無断使用」として訴訟を提起した。その後11月4日にはOnGameNetを相手にも訴訟を提起。さらに12月の訪韓記者会見で「韓国eスポーツ協会を相手とする訴訟も考慮している」ことを明らかにした。

情報元・・・FOMOS

③KT Rolster、設立10年にしてプロリーグ優勝

8月7日、釜山広安里(クァンアルリ)海水浴場特設ステージで開かれた『新韓銀行プロリーグ09-10』決勝戦で、KTはSK Telecomを4:2で破り優勝を果たした。

1999年12月30日、eスポーツ初のプロゲームチームとして設立されたn016プロゲームチーム(現KT Rolsert)は、これまでプロリーグを含む団体戦で一度も優勝の栄誉に輝くことができなかった。KTF MagicNsにチーム名を変更したのちカンミン[Nal_rA]、ホンジノ[Yellow]、パクジョンソク[Reach]など華やかなスター選手を保有し「eスポーツ界のレアルマドリード」と呼ばれ威勢を誇ったが、プロリーグ優勝は常に他チームの話であった。

しかし09-10シーズンにおいて、KTは一新した競技力で突風を巻き起こした。最多勝イヨンホ[Flash]の活躍とウジョンホ[Violet]、キムデヨプ[Stats]、パクジェヨン[Tempest]など主力選手らの善戦で力をつけ、正規シーズン優勝はもちろん広安里優勝カップまで手に入れ、2010年最高のチームとして君臨した。

情報元・・・FOMOS

④「皇帝」イムヨファン[SlayerSBoxeR]、StarCraft2へ種目転向

空軍ACE除隊後SK Telecomに復帰し、プロリーグ優勝を共にするなど30代プロゲーマーとしての活躍が期待されたイムヨファン[SlayerSBoxeR]は10月初め、ファンカフェに直接残した書き込みでSC2への種目転向を宣言した。

30歳以降、錚々たる後輩たちの中で出場チャンスをつかめなかったイムヨファン[SlayerSBoxeR]は、新たなインターフェイスのSC2ステージで自らの新しい可能性を発見したとみられる。実際にイムヨファン[SlayerSBoxeR]は、GSL予選を全勝で通過したのち本戦ベスト4まで勝ちあがるほどの実力を誇り、スタイリッシュなプレイでインターネットサーバーをダウンさせるなど、まだまだ微々たるSC2業界に「イムヨファン[SlayerSBoxeR]効果」をプレゼントした。

イムヨファン[SlayerSBoxeR]はSC2転向以降、アメリカ・ロサンゼルスで開かれた『BlizzCon2010』に選手として招待され、海外ファンからも大変な人気を集めた。さらにGSLの最上位レベルであるCode-Sを獲得し、2011年にもSC2での活発な活動が予想される。また「天才テラン」イユンヨル[oGsNaDa]、「闘神」パクソンジュン[ST_July]などSC1で大きな足跡を残したオールドゲーマーらが、SC2での再起を夢見て種目を転向している。

情報元・・・FOMOS

⑤プロゲームチームeSTRO解散

空軍とともに毎シーズン下位圏脱出に挑戦していたeSTRO。『新韓銀行プロリーグ09-10』が終了し次期シーズンの開幕を待つ間、eSTROの運営をしてきたIEGが突然プロゲームチーム売却を宣言した。

その後eSTRO所属選手らは、韓国eスポーツ協会に売却を委託されたまま給料ももらえず、宿舎を出て自宅で結果を待つしかないというニュースが伝えられファンに衝撃を与えた。

しかし新シーズンのプロリーグ開幕を控えた10月12日、売却委託を受けていた韓国eスポーツ協会はeSTROの解散を決定し、翌日に空軍を除く9チームによるドラフトで選手らを選抜する予定であることを明らかにした。

そしてパクサンウ[Really]、キムソンデ[Action]、キムドウ[Classic]、シンデグン[Hyvaa]などeSTROで主戦力として活躍していた選手をはじめ、まだ名の知られていない2軍選手やSpecial Forceの選手まで9チームにそれぞれ指名され、eSTRO所属の全選手が無事に選手生活を続けることになった。

情報元・・・FOMOS

⑥「最終兵器」イヨンホ[Flash]全盛時代!

イヨンホ[Flash]は2010年に計6回個人リーグ決勝戦に上がり、4度の優勝を果たす勢いを見せた。

2010年最初の個人リーグ決勝戦となった『EVERスターリーグ2009』でジンヨンファ[Movie]を倒し優勝を果たしたイヨンホ[Flash]だが、『NATE MSL』ではイジェドン[Jaedong]に惜敗。続く『ハナ大投証券MSL』でイジェドン[Jaedong]に勝利し優勝を果たしたが、『大韓航空スターリーグSeason1』でキムジョンウ[Effort]に敗北。しかしその次のシーズン、『大韓航空スターリーグSeason2』と『Bigfile MSL』で優勝を果たし、二大リーグ同時席巻の偉業を達成した。

イヨンホ[Flash]の活躍はプロリーグでも止まらなかった。『新韓銀行プロリーグ09-10』でイヨンホ[Flash]は57勝の最多勝に輝き、正規シーズンMVPと広安里(クァンアルリ)決勝MVPを総なめにし、チームを初優勝に導いた。

イヨンホ[Flash]は世界のステージで、国威宣揚にも力を注いだ。これまでWCGとまったく縁のなかったイヨンホ[Flash]は、2010年ついに『WCG2010グランドファイナル』に出場。キムグヒョン[Kal]を破り優勝を果たした。

個人リーグとプロリーグ、世界大会まで素晴らしい活躍を見せたイヨンホ[Flash]は、『2010年大韓民国eスポーツ大賞』で今年の選手賞とテラン最優秀選手賞、10大スター賞、今年のプロゲームチーム賞など4部門を席巻。そして現在、10か月連続公認ランキング1位の座を守り続けている。

情報元・・・FOMOS

⑦スターリーグ史上初の海外決勝、上海が熱い!

9月11日、上海東方明珠特設ステージで開かれた『大韓航空スターリーグSeason2』決勝戦は、雨天にもかかわらず多くの中国eスポーツファンと韓国同胞が会場を訪れた。イヨンホ[Flash]とイジェドン[Jaedong]の試合を見守るファンの熱気は、韓国と比べても遜色がないほどであった。

多大な関心を集めたスターリーグ初の海外決勝は、イヨンホ[Flash]が3:1でイジェドン[Jaedong]を倒してスターリーグ3回優勝に成功し、ゴールデンマウスにくちづけをしながら華やかに締めくくられた。

スターリーグが初の海外決勝を行い、eスポーツがまた一段階成長したとの評価を受けているが、やっとはじめの一歩を踏み出したところであり道のりは遠い。海外へ領域を広げつつ国内ファンも取り込むことができる賢明な方法を探すため、努力しなければならないだろう。

情報元・・・FOMOS

⑧StarCraft2発売、グローバルeスポーツの土台築く

2010年に発売されたゲームの中で一番熱い関心を受けたゲームはStarCraft2だ。7月27日に発売されたStarCraft2は、世界的に大きな人気を集めており、グローバルeスポーツの土台を築いている。

韓国では知的財産権紛争のため、まだStarCraft1を超える人気には至っていない。しかし北米、欧州などでStarCraft2の人気は高い。GOM TVが主催しているGSLが海外で興行成績を上げており、少なくない外国人選手がGSLに挑戦している事実がこれを証明している。

StarCratf2は、発売1か月にして全世界で300万枚以上を売り上げた。StarCraft2発売と同時に、韓国の多くのStarCraftプロゲーマーが転向を宣言。海外の有名WarCraft3、StarCraft選手らもStarCraft2に転向し、各種リーグに参加している。

StarCraft2の本格的な破壊力は、2011年から発揮されると見られる。世界初のStarCraft2メジャーリーグである韓国のGSLは2011年から正規シーズンに突入し、北米、欧州などでもさまざまなリーグが開かれる予定だ。

情報元・・・FOMOS

⑨StarCraft2初の公式リーグ、GSLスタート!

StarCratf2発売後の9月4日、StarCraft2初の公式リーグであるGSL OPEN Season1が華やかに開幕した。

Season1ではキムウォンギ[TSL_FruitDealer]がキムソンジェ[ST_Rainbow]を相手に勝利を収めて史上初のSC2優勝を果たし、Season2ではKTのコーチだったイムジェドク[IMNesTea]がイジョンフン[MarineKingPrime.WE]をフルセット接戦の末勝利し、1億ウォンの主人公となった。Season3では元MBC GAMEのプロゲーマー・チャンミンチョル[oGsMC]がSC2の新人パクソヨン[TSL_Rain]を倒し、優勝トロフィーを手にした。

OPENシーズンでは、プロゲーマーを引退して以来姿を見せることのなかったキムソンジェ[ST_Rainbow]、パクギョンラク[IMJunwi]、キムウォンギ[TSL_FruitDealer]、ピョンギルソプ[Gilja]、キムソンゴン[oGsGon]、パクサンイク[oGsTheWind]などを見ることができ、SC1からSC2へ転向を宣言したGreg Fields[EGIdra]、ソギス[TSL_SKS]、チャンミンチョル[oGsMC]、チョンジョンヒョン[IMMvp]、キムドンジュ[IMGanZi]などが参加し関心を集めた。

特にSeason2では、「皇帝」イムヨファン[SlayerSBoxeR]と「天才」イユンヨル[oGsNaDa]が同時にGSL参加を宣言。ベスト8に進出しCode-S進出権を獲得した二選手は、真向対決で多くのeスポーツファンを熱狂させた。

一方、知的財産権問題で既存のStarCraft1プロゲーマーのGSL参加が叶わなかった点や、ケーブルTVのゲーム専門チャンネルで放送されなかった点などが残念であった。また数名の認知度が高い選手以外の新人選手らは大きく注目されず、「半分成功」との評価も受けている。しかしまだGSLはOPENシーズンが終了したばかりであり、StarCraft2も発売してから5か月ほどしか経っていない点を考慮すれば、GSLの成長の可能性は非常に高いであろうと期待されている。

情報元・・・FOMOS

⑩大韓民国、WCGで3年連続総合優勝達成!

9月30日から4日間、アメリカ・ロサンゼルスのコンベンションセンターで開かれた『WCG2010グランドファイナル』で、大韓民国代表チームは金メダル3つ、銀メダル2つ、銅メダル3つという素晴らしい成績で通算6回目の総合優勝と大会3連覇に成功した。

ひとつ目の金メダルの主人公は、初めてWCG正式種目に採択された鉄拳のペジェミン[Knee]だった。すでに鉄拳CRASHなどで素晴らしい活躍を見せていたペジェミン[Knee]は、鉄拳6の初の国家代表として日本の鉄拳の天才・阿部章宗[AO]を破って日韓決勝戦で気持ちのいい勝利を収め、明け方の韓国へ勝利のニュースを伝えた。

そしてグランドファイナルよりさらに熾烈な国家代表選抜戦に勝ち抜いた3名のStarCraft代表も、メダル総なめに成功した。「最終兵器」イヨンホ[Flash]は金メダル、「曲芸師」キムグヒョン[Kal]は銀、「暴君」イジェドン[Jaedong]は銅メダルを首にかけ、再び大韓民国StarCraftの偉業を誇った。

しかし一番ファンの胸を熱くした金メダルは、他のところから出てきた。WarCraft3のキムソンシク[ReMind]が決勝戦でManuel Schenkhuizen[Grubby]を2:1で倒し、7年間積み重ねたノーゴールドの悔しさを晴らしたのだ。

一方、アスファルト5のイウォンジュンは銀メダル、Carom3DのキムヒチョルとWarCraft3のパクジュン[Lyn]は銅メダルを獲得し、韓国代表チームの善戦に寄与した。

情報元・・・FOMOS

1 Comment

1 Comment

  1. nok

    2010年12月31日 at 4:26 PM

    こうやって振り返ると、やっぱり八百長事件は衝撃的でしたね…。あとeSTRO解体、知的財産権など、悲しい事件が多かったような気がします。

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