たくさんの方々が応援してくだされば嬉しい
“夢想家”のニックネームで呼ばれ、その独創的なプレイで絶大な人気を誇っていたカンミン[Nal_rA]解説員が、3月6日に行われたウィナーズリーグSKTvsAirforce ACE戦の後に、選手として復帰する事を発表した。
カンミン[Nal_rA]解説員は試合終了後、「今は解説員ですが、私は今でもプロゲーマーライセンスを持っています。」とやや気恥ずかしそうに切り出した。続けて「このような個人的な決意を放送でお話しするのは少し恥ずかしい事ですが、私はプロゲーマーとして挑戦し続けていきたい。」と決意を述べた。同時に、次回のOSL予選に参加する予定である事を明かした。
以下、カンミン[Nal_rA]解説員のインタビュー。
Q:次のOSL予選で復帰すると発表したが、どのような背景があったのか？
A: 現在は解説員だが、いつも選手生活を送りたいと思っていた。プロゲーマーになる前、3つの目標があった。一つ目は優勝する事、二つ目は解説員になる事、そして最後は監督になること。今、2つの目標を達成している。解説をしている時にでも、もし今予選に参加したら私は予選通過できるだろうか？と考える事がしばしばあった。引退したわけではないので、自分がどれぐらい出来るのか試してみたかった。たとえ敗退するとしても、たくさんの事を学ぶ為にも私は予選に参加したい。
Q:予選敗退したとしても、続けて挑戦していくのか？
A: まだはっきりお話できる段階ではないと思う。時期的にも考えなければならない問題がたくさんあるので、まだよく分からない。
Q:MST（MBC Surviver Tournament）については。
A: MSTには参加しない。解説も練習も同時にしないといけないので、一つのリーグに集中した方が良いと思っている。
Q最近、ベテラン選手の活躍に欠けるが、それがきっかけで復帰宣言したのか？
A: それとは全く関係が無い。これは私の決意であり、挑戦だ。ただ、ベテラン選手にいい影響を与えるためにも、いい結果を出したいと思う。
Q:復讐トラック（OGNで放送されている番組）で、イユンヨル[NaDa]に勝ったが。
A: あの試合はただ運が良かった。あの日負けたとしても、OSL予選に参加するつもりだった。あの試合に関係なく、前から準備していた計画だった。
Q:Starcraft2はターニング・ポイントか？
A: βテストが始まる前にいくつかのイベントに参加したが、私はStarcraft2について具体的な事を言える立場ではない。私が思うにStarcraft2は、Starcraft1の広まり方と同じような道を辿るだろうから、今は少しプレイしてみて、今後、真剣に挑戦する時のために準備したい。現在、若い選手がとても優れているので、置いていかれないようにするためには彼らより強い精神力で準備しなければいけない。
Q: もし、OSL本選に出場したら、どれぐらいの成績を収められると思うか。
A: 正直に言って、まだそれについては考えた事がない。現時点では、好奇心や、ほんの少しの自信が私の活力となっている。今のスキルでどこまでいけるのか分からないが、「自分は出来る」と信じる気持ちがやろうと決めたきっかけだった。しばらく不振に陥っていたし、今は別の仕事までしているが、怖いからと言って私は挑戦する事を諦めたくない。長い間プレイしていないので、もちろん以前のような強さは無く悩みも多かったが、それはそれとしてただ本当に挑戦したかった。
Q: 練習の計画については。
A: 今、これに一番頭を悩ませている。もし今練習相手がいればすぐにでも予選出場の為の練習に集中したいのだが、実際には難しい。とりあえずプライベートサーバーで練習を開始して、次にKTや他チームへ正式な形で依頼をして、まずは練習生の中から練習相手を探すつもりだ。練習相手がいなくて練習もできないまま大会に参加したら、みっともないことになりそうだ（笑）
Q:今のところ、 ファンの意見は真っ二つに分かれているが。
A: たくさんのファンの方が私の決意を支持してくださっているが、逆に反対意見を持ったファンの方もたくさんいると思う。特に、解説員を並行して続けるという事に反対されている様子だ。色々考えた結果、それでも予選参加しようと決めた。いつも私を支持してくださるファンの皆さんの為にも、全力を尽くして頑張らなければならない。そうして、今よりもたくさんの方々が応援してくださるようになれば嬉しい。
情報元・・・FOMOS / Teamliquid.net
