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【記者席】復刻ブームとSC1

※2014年12月31日にDaily E-Sportsで掲載されたコラムの翻訳です

【記者席】復刻ブームとSC1↑2014年12月21日、龍山区i-park mall E-Sports常設競技場で開かれたSBENU StarLeague組み合わせ指名式で熱烈な歓迎の声を送るファン達の様子

2014年12月末、芸能界とE-Sports界では似たような現象が起きた。復刻ブームが起き、年末を熱く盛り上げた。

芸能界の復刻ブームはMBCのバラエティ番組「無限に挑戦」が仕掛け人だ。1990年代に人気を博した歌手達をひとつの舞台に集めた「土曜日!土曜日は歌手だ」という企画で旋風を巻き起こした。カラオケの採点機能で95点以上を叩き出す90年代歌手を集める過程は大きな反響を呼べなかったが、彼らが舞台に上がると人々の反応に火がついた。キムジョングクとキムジョンナムが成すユニット”Turbo”の登場を皮切りに、キムヒョンジョン、SES(※韓国の女性3人組のアイドルユニット)の舞台が披露され視聴率が爆発的に上昇し、SNSでの反応も大きかった。

”Turbo”が歌う3曲の歌は売り上げランキング1位から3位を独占し、20年前に逆戻りしたかの様な逆走現象で話題を集め、SESメンバー、ユジンが妊娠を理由に出演出来なかった事に対して残念だという意見も相次いだ。

E-Sports界でも復刻ブームが起きている。SBENU StarLeague(以下SSL)で開幕戦が繰り広げられ本格的に始動し始めると、HungryApp StarzLeague with Kongdoo(以下KSL)も組み合わせ指名式をスタートに2ヶ月のレースに突入する準備を整えた。

SSLの人気の秘密は、前述の「土曜日!土曜日は歌手だ」のそれと大きく変わらなかった。12月中ずっと話題になっていたSSLは12月24日、25日に試合が行われている間、ポータルサイト検索語ランキングに数多くランクインした。久々に選手達の試合を見られるという事でファン達の問い合わせは途切れる事無く、結婚後初めて公式大会に姿を現したソジス[TossGirL]の場合には、リアルタイム検索語ランキング2位にまで食い込んだ。

競技力も全盛期に近かった。一部選手達は感覚が鈍っていたようで実力を十分に発揮出来なかったが、チェホソン[Larva]、ジンヨンファ[Movie]、チャンユンチョル[Snow]、イムジンムク[Piano]、ユンチャンヒ[Mong]等、継続的に個人ストリーミング放送を行ってきた選手達は全盛期を上回る競技力を見せ、ファン達の期待に応えた。

「土曜日!土曜日は歌手だ」が視聴者達を90年代の古き良き時代へと誘ったとすれば、SSLは2000年代を思い出させるきっかけとなった。ここにKSLまでもが加勢し、SC1を通じたE-Sportsコンテンツの復活は2015年の新たな道として定着する事だろう。

思い出は現在と共存した時、最も価値が高くなる。「土曜日!土曜日は歌手だ」に登場した大部分の歌手達は、今でも歌謡界の力強い支えとして活躍している。全盛期ほどでは無いにしても地道にTV番組に顔を覗かせており、新曲を発表しつつ活動を続けている。

SC1でスターになった選手達もこつこつと顔を見せる場が必要だ。事業家になったソジス[TossGirL]の様に社会的な地位を得た様子を見るもの良いが、League Of Legendsプロチームの監督になったイソンウン[Firebathero]の様な、E-Sports関係者として昔を思い出させるような人物も必要だ。

復刻という言葉は「古いものを蘇らせる」という意味を持っている。蘇らせる為には古いものが死んでいては話にならない。復刻ブームの力を得てSC1が生き返る事が出来た背景は、昔のものとして心に刻まれてしまっていたSC1で、昔と変わらない活動を続けていた人物達がいたからこそ可能だった事を忘れてはならない。

[Daily E-Sports – ナムユンソン記者 thenam@dailyesports.com ]
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Translated by Starcraft Times – nok

リンク

Daily E-Sports – [기자석] 토토가와 스타1

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